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歯ブラシでのみがき方の基本

2023年9月26日

みなさん、ほとんどの方が毎日歯みがきをしているかと思いますが、どのようにみがいているでしょうか?自信を持って、このみがき方で大丈夫!と言える方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。

実際、自分ではみがけているつもりでも、歯科医院でみがけていないところを専用の液で染め出して調べてみると、みがき残しが多く見られることもあります。気づかないうちに、みがき残しの部分がむし歯になってしまっていることもあります。

今回は、歯ブラシでのみがきの基本について、ご説明していきたいと思います。

まずは、歯みがきの必要性から考えていきましょう。

 

【歯みがきってなんで必要なの?】

毎日、一生懸命に歯をみがいている方も「なんのために歯はみがかないといけないの?」と聞かれたら、きちんと答えられるでしょうか。

むし歯にならないため?

食べた後の汚れを取るため?

どちらも正解ですが、歯みがきの1番の目的は、プラーク(歯垢)を落とすことです。
プラークは生きた細菌の塊で、むし歯・歯周病などの原因になります。みがいていないと歯に白っぽい汚れのようなものがついてきますよね。それがプラークです。

決して汚れではなく、細菌の塊です。

顕微鏡で見ると、びっくりする数の細菌が見つけられます。

このプラークは、歯と同じような白っぽい色をしているため、注意してみがかないとみがき残してしまいます。そして、水に溶けにくく、歯の表面にべっとりとくっついているため、うがいでは取り除くことができません。丁寧に歯をみがくことによって、このプラークを取り除き、むし歯や歯周病などにならないようにすることが大切です。

 

【どこに注意して歯をみがくの?】

歯をみがいてプラークを取り除かないといけないことは分かりましたね。

では、どこに注意してみがけばいいのでしょう?

プラークがつきやすいのはどこなのでしょうか?

・「歯と歯の間」

・「歯と歯ぐきの境目」

・「かみ合せの面」

この3つの部位はプラークがつきやすいところです。

歯科医院での歯みがき指導の時も、気をつけるように言われたなと心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、全体的に歯ブラシでみがくことは重要ですが、特にこの3つの部位には歯ブラシの毛先が届くように意識してみてください。

歯と歯の間のプラークは、歯間清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシ)も一緒に使用すると効果的に除去することができます。ぜひ活用しましょう。

 

【歯をみがく順番】

歯をみがく時、右をみがいて、左をみがいて…とあっちこっちをバラバラにみがいていては、どこがきれいにみがけていて、どこがみがけていないか分からなくなります。ですので「右から左へ」などと自分で順番を決めて、みがき残しのないようにしていけば、すべての部位を均等にきれいにすることができます。

歯には裏側、表側、かみ合わせの面があるので、どこもしっかり歯ブラシを当てていきましょう。

 

【歯ブラシの当て方、動かし方、力加減】

歯ブラシをワンランクアップして使うには、

・「毛先の当て方」

・みがく時の「力加減」

・「動かし方」

の3つ気をつけましょう。

それぞれの気をつけるポイントです。

①毛先の当て方

毛先を歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にきちんと当てること。

②力加減

150~200gの軽い力(毛先が広がらないくらい)でみがく。

みがく力が強くて、すぐに歯ブラシが広がってダメになりやすい方は気をつけましょう。

③動かし方

小きざみに動かす

(5~10mmを目安に1~2歯ずつみがく)

プラークはべったりくっついているので、1ヶ所につき20回以上みがくようにしましょう。

 

【部位に合わせたみがき方】

歯はそれぞれ形態も違い、一直線に並んでいるわけではないため、部位によってみがくのが難しいところもあります。上の①~③に気をつけながら、それぞれの部位に合わせてみがいていきましょう。

・かみ合わせの部分

奥から前にブラシを動かすとみがきやすいです。

・前歯の裏側

歯が丸くカーブしているので、歯ブラシを横から当てるだけではうまくみがけません。

歯ブラシを縦に当てたり、歯ブラシのつま先やかかとを上手に使ってみましょう。

・歯並びがデコボコのところ

歯ブラシを横から当てるだけではへこんでいる部分に毛先が当たりにくいです。デコボコしている歯の1本1本に歯ブラシが当たるようにしなければならないので、ブラシを縦に当てて、毛先を上下に細かく動かしてみるのもいいでしょう。

・背の低い歯

子どもの生えたての歯や、親知らずなど、なかなかしっかり生えてきていない歯の場合は、ブラシの毛先がどうしても当たりにくいです。歯ブラシをななめ横から入れて、細かく動かしてみがきましょう。

・歯と歯ぐきの境目(歯周病予防・改善に効果的なみがき方)

歯と歯ぐきの境目に、45度の角度にブラシを当てて、細かく前後に動かしてみがきましょう。

他にもいろいろな歯のみがき方があります。

詳しくは歯科医院のスタッフにご相談ください。

 

【歯ブラシの持ち方】

歯ブラシの持ち方には、にぎって持つ持ち方(パームグリップ)と鉛筆を持つような持ち方(ペングリップ)があります。

小さなお子さんではペングリップは難しいため、パームグリップがいいでしょう。

成人の方は、みがく場所によって持ちやすい持ち方でみがくのがいいでしょう。

にぎって持つと力が入りすぎてしまう方は、鉛筆を持つような持ち方で軽く持ち、毛先が広がらない程度の力加減でみがくように心がけましょう。

 

【食べたらみがく!を習慣に】

食事をしたり、おやつを食べた後などは、プラーク中の細菌が糖分を利用して酸を作り出します。食事の後、プラークに覆われた歯の表面からは、カルシウムやリンなどのミネラルが溶け出す酸性状態(pH5.5以下)になります。ですが、口の中には唾液があり、唾液は食事の前の状態(中性状態)に戻そうとしてくれます。しかし、唾液がいくら頑張っていても、元の中性状態に戻るには40分ほどかかり、その間はミネラルが溶けやすい状態が続いています。

そのため、酸性状態が長く続いたり、頻繁に起きるとむし歯になってしまいます。

このことから分かるように、歯が溶け出さないようにするためには「食べたらみがく」習慣をつけることが重要なのです。

 

【寝る前の歯みがきは丁寧に!】

唾液にはお口の中の汚れを洗い流す自浄作用があります。

しかし、寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、お口の汚れを洗い流す機能が低下するため、細菌が繁殖しやすくなります。

ですので、就寝前の歯みがきは特に丁寧に必ず行いましょう。

 

【歯ブラシ、歯みがき剤の選び方は慎重に!】

歯ブラシにはさまざまな種類のものがあります。

ドラッグストアなどに行っても、どれにすればいいか悩んでしまうくらいの種類があるかと思います。自分自身の歯並びや歯の大きさ、状態、使いやすさに合わせたものを選ぶのがいいでしょう。歯ブラシの毛先が開いたり、長い間使用しているブラシも交換しましょう。歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に取り替えていきましょう。

歯みがき剤には、単に汚れを除去しやすくするだけでなく、つきにくくする働きがあります。
また、薬用成分によってさまざまな効果が期待できます。
自分の口の状態に合った歯みがき剤を使用して、効率よくプラークを除去しましょう。

 

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

普段何気なくしている歯みがきですが、思っている以上に気をつけるポイントがあったのではないでしょうか。

ご自分ではなかなかうまくできないところや、コツなどは歯科医院でも指導を行なっております。

大人になると歯みがきの指導をされることもなくなりますから、OCEAN歯科では指導にも力を入れています。

お困り事がございましたらお気軽にご相談ください。

なぜ詰め物が取れるのか?取れた際の注意点と治療法

2023年9月18日

むし歯の治療で歯を削った後は、何らかの材料により詰め物をして元通りにかめるようにしていきます。見た目には元通りに治っていても、詰め物はあくまで人工物ですので時間の経過や不適切な習慣などで取れることもあります。

 

今回は一度付けた詰め物が取れる原因と、取れた際の注意点・治療法をご説明していきます。

 

 

【詰め物が取れる原因】

詰め物は、そのままでは歯にくっつきませんので、専用の接着剤やセメントによって歯に装着していきます。そのため、簡単に取れることはありません。しかし、以下のことについては十分注意する必要があります。

口の中の詰め物が取れた場合、以下のいずれかの原因が当てはまる可能性があります。

 

①詰め物の接着材料の劣化

詰め物の装着に使用した材料は、時間が経つほどに劣化していきます。特に、保険診療で作った銀歯の接着に使用するセメントは、比較的劣化しやすく、詰め物が外れる原因になりやすいです。セメントによって詰め物と歯質はくっついているため、それが劣化すると接着力が失われ、銀歯が外れてしまういます。

ちなみに、セラミックによって作った詰め物は、歯に付けるための接着用セメントも比較的劣化しにくく、長持ちする傾向にあります。そもそも歯に対する適合性が高く、劣化しにくいため、より長く接着力も保ちやすくなっているのです。

 

②詰め物と歯の間にむし歯ができた

詰め物が取れる原因として、むし歯の再発があります。意外かもしれませんが、割とよくある原因のひとつです。詰め物と歯との間にむし歯ができると、大きく欠けていなくても、詰め物とぴったり適合しなくなります。むし歯により歯が徐々に溶けてきて、いずれ外れてしまうのです。

そのため、むし歯の治療が終わったから一安心、ではなく、治療後も口腔ケアを気をつけなければなりません。詰め物を装着した歯は、自分の天然の歯よりも表面に汚れがつきやすいものもあるため、むし歯になるリスクは高いのです。一人ひとりに適した口腔ケア方法を身に付けなければ、簡単にむし歯が再発してしまいます。

詰め物によってむし歯の治療が終わった後も、定期的なメンテナンスと歯科医院でのプロフェッショナルケアを受け、ご自宅での正しいセルフケアを続けていきましょう。もしも日々の歯みがきで、みがき残しが多くあるようでは何度治療してもむし歯が再発してしまいます。

定期検診での歯科衛生士によるブラッシング指導を受けて、口の中が常に清潔な状態を作れるように頑張りましょう。

 

③歯ぎしりと食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをしている人も多いのではないでしょうか。このような、かみしめる癖によっても詰め物が外れることがあります。

詰め物の材質によっては、強い圧力によって欠けたり、ヒビが入ったりすることもあるため注意が必要です。歯ぎしりや食いしばりは、歯だけでなく、歯ぐきに炎症をもたらすこともあるため、できる限り早期に改善しましょう。

 

④かみ合わせの変化によるもの

これは詰め物を装着してから、かなりの時間が経過してから見られる症状です。経年的にかみ合わせが変化すると、詰め物が割れたり、取れたりしてきます。もともと詰め物は、治療を受けた時のかみ合わせに合わせて調整されているので、年数が経過してかみ合わせが変化すれば、その影響を受けることになります。

天然の自分の歯であれば、徐々にすり減ってきてかみ合わせが浅くなってもそれほど問題はないかもしれません。しかし、詰め物の場合は、一部の歯に過剰な負担がかかるようになったりすると、詰め物の破折や変形を招いて、歯質から脱落するのです。

 

 

【詰め物が取れたときの注意点】

まず、詰め物が取れたときは痛みなどがなくても、放置はしないでください。

そして、以下のことにも気をつけてください。

 

①取れた詰め物を自分ではめ直さない

取れた詰め物を、そのまま自分ではめ直すようなことはやめましょう。

詰め物が外れたということは、必ず何かしらの原因があるものです。詰め物が取れた歯がむし歯になっているかもしれないですし、詰め物が欠けたり、変形している可能性など、さまざまな問題が考えられます。

また、詰め物を付けるのに使用するセメントは、歯科用の特別なものです。少しの時間だけだからと、市販の瞬間接着剤のようなもので付けてしまうと、再治療する際に難しくなることもありますので注意が必要です。

 

②取れた詰め物は捨てない

取れた詰め物は、捨てずに歯科医院に持って来てください。可能性は低いかもしれませんが、歯科医院での特別な処置によって、元に戻せる可能性もあります。もし元に戻せなくても、取れた詰め物があると、再治療をする際の重要な指標になります。取れた詰め物からいろいろな情報が得られ、どのような理由で外れたかなどの原因も分かります。新たな詰め物をする際にも重要な情報になります。

 

③取れた詰め物をティッシュにくるんで保管しない

取れた詰め物を、ティッシュに包むと、つい何かと一緒に捨ててしまうことがよくあります。

入れた本人は分かっていても、ご家族の方が分からずに捨ててしまうこともよくあります。

もし取れた場合は、すぐに袋やジッパー付きの袋などに保管しましょう。

 

④早めに歯科医院を受診する

詰め物が取れた際、1番よくないのが放置することです。どんな理由で詰め物が取れたにしろ、放置していて良いことは何もありません。

もともと詰め物で覆っていた部分は、外部からの刺激に強くはありません。ですので、口の中に入ってくる食べ物や飲み物によって刺激を受けますし、むし歯にもなりやすい状態です。痛みがないから大丈夫、ではなく、早めに歯科医院を受診しましょう。

何もせずに放置してすると、気づかないうちのむし歯になっていたり、むし歯が重症化していたり、歯が欠けてしまったりします。

 

 

【詰め物が取れた理由ごとの治療方法】

詰め物が取れた場合の治療方法は、原因によって異なります。

以下はよくある治療方法の例を示しておきます。

 

①詰め物が取れた歯がむし歯になっている

新たにむし歯の部分を削って治療しますので、新しい詰め物を付けていきます。当然、この場合は元の詰め物を使うことはできません。

もしもむし歯が大きくて、詰め物では対応できない場合は、被せ物をしていきます。むし歯が重症化している場合は、歯の根っこの根管治療が必要になります。根管治療になると、何度か治療に通う必要がありますので、時間もかかってしまいます。

 

②詰め物自体が劣化している

詰め物自体が劣化している場合は、銀歯やレジンなど、どんな材料の詰め物でも作り直す必要があります。詰め物を装着していた歯自体に問題がなければ、すぐに型取りをしたし、詰め物をしていくこともできます。しかし、多くの場合は新しく形を変えたり、何らかの処置を施していく必要があります。

 

③接着に使用したセメントが劣化している

歯と詰め物を接着するためのセメントが劣化して、詰め物が取れた場合は、そのまま元の位置に戻せるかもしれません。歯と詰め物が両方とも問題がなければ、新しい接着用セメントで付けていきます。このようなときのために、取れた詰め物は大切に保管しておきましょう。

 

④かみ合わせが全体的に変化している

かみ合わせが全体的に変化した結果として詰め物がとれた場合、取れた詰め物をそのまま戻しても、今のかみ合わせと合っていないため、すぐにまた痛みがあったり外れたりと、悪影響が生じます。新しく型取りをして、詰め物を作り直すだけで済む場合もありますが、全体のかみ合わせを改善する治療が必要になることもあります。

 

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

このように詰め物が取れる原因は、むし歯の再発や接着用セメントの劣化、歯ぎしり・食いしばりなどさまざまです。何が原因かをきちんと突き止めない限り、そのまま詰め物を付け直しても再び詰め物が外れてしまいます。

詰め物が外れたら、まずは歯科医院を受診してください。原因に応じた詰め物の治療方法で治していきます。他院で装着した詰め物にも対応しておりますので、お気軽にご来院ください。

知覚過敏について

2023年9月13日

「知覚過敏で歯がしみる」などとTV CMなどでもよく言われています。

普段の生活で、これは知覚過敏なのかな?と気になる方もいるのではないでしょうか。

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一時的な痛みです。特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状のことです。

 

 

【むし歯じゃないのになんでしみるの?】

歯の1番外側の層であるエナメル質は、削っても痛みを感じることはありません。

その内側には象牙質があります。根っこにはエナメル質がなく、すべて象牙質でできています。

象牙質というのは、エナメル質と違って器具でこすったり、冷たいものや熱いものなどに触れると、歯は痛みを感じます。象牙質に伝わった刺激が内部の神経に伝達されるのです。このように象牙質は、痛みを感じる部分です。

通常、象牙質は硬いエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありません。ですが、氷など、極端に冷たいものなどでは痛みを感じることがあります。これはエナメル質の上から温度が内部の象牙質に伝わって、歯に痛みを感じてしまうのです。

また、さまざまな理由で象牙質が露出してしまうと、刺激が神経に伝わりやすい状態になり、知覚過敏が生じるようになります。

 

【痛みはどんどん強くなるのか?】

口の中は、毎日さまざまな刺激や硬いものをかんだりすることで、象牙質に刺激を伝えます。

その刺激がどうやって内部の神経まで伝わるかは、象牙質の構造が大きく関わっています。

象牙質の中には、無数の小さな管状の構造物があります。この小さな空隙は加齢などにより、少しずつ塞がってくることもあります。

このような場合には知覚過敏は起きません。したがって象牙質が露出している時に、必ずしも知覚過敏が起きるということではありません。

 

【知覚過敏になる原因】

①歯ぐきが退縮した

歯ぐきの位置は、歯周病によって炎症が起きると下がってきます。

それとは別に、加齢とともに少しずつ下がります。

歯ぐきが下がると歯の根っこが露出して、象牙質がむき出しになります。

むき出しになった象牙質の表面に歯ブラシが触れたり、冷たいものなどの刺激で痛みを感じることがあります。持続時間は長くても1分以内で、時間が経てば痛みはなくなります。

歯の裏側に歯石がたくさんついていて、それを歯科医院できれいに取り除いた時にも同様の状態となることがあります。歯石をとっている時にも、キーンという音と共に器具が歯にあたると知覚過敏のような痛みを感じることがあります。これも、器具が象牙質表面に触れたり、水をかけて処置をするために起こります。

 

②歯が折れた

転倒したりして歯が折れてしまい、象牙質が露出したときも知覚過敏症状が出ることがあります。

歯が折れた際に、残っている歯に細かな亀裂が入っていることもあります。

亀裂の程度にもよりますが、もしも歯の神経の部分にまで細菌が侵入してしまった場合は炎症を起こすこともあります。

 

③歯がすり減った

歯は毎日使いますので、そのたびに少しずつすり減ってきます。歯のすり減り方は人によってさまざまですが、稀にエナメル質がなくなるほどすり減って、象牙質が露出することもあります。

ですが、大きくすり減ってしまっても知覚過敏が見られないこともありますし、ほんの少し象牙質が露出しただけでも知覚過敏が起きることもあります。

 

④歯が溶けて象牙質が露出した

日常生活で食べたり飲んだりするものの多くは酸性です。

エナメル質はpH5.5程度で溶け始めるため、酸性のものを飲食するたびに少しずつ溶け出しています。このような食べ物や飲み物をすべてやめるということは不可能ですが、注意することで歯が溶けるのを最低限にすることは可能です。

水やお茶では歯は溶けませんが、ビールや日本酒、赤ワイン、スポーツ飲料、コーラなどではエナメル質が溶け始めます。このような飲み物を長時間かけて飲む習慣や、酸っぱいものを長時間食べたり飲んだりするのも歯が溶ける原因です。歯の表層のエナメル質が溶けて、内部の象牙質が露出した状態の歯を「酸蝕歯」といいます。象牙質はエナメル質よりも強くないので、弱い酸でも溶け出します。そのため、知覚過敏も起きやすくなります。

 

⑤むし歯の治療に伴って起こる

むし歯の治療をした後、しみる感じがして不安になることもあるかもしれません。

むし歯の治療した歯にも知覚過敏が起きることがあります。歯を削るという処置そのもので、歯の神経が痛みを感じやすくなってしまうことや、治療法によっては、かみ合わせた時に痛みを感じるようになるということもあります。

しばらく経過を見て知覚過敏がなくなる場合もありますが、再治療を行うことや、神経を取り除く治療が必要になることもあります。

 

⑥ホワイトニングに伴って起こる

ホワイトニング(歯の漂白)治療によって、一時的に軽度の知覚過敏が起きることがあります。ホワイトニングで使用する薬剤での影響によるものだと考えられますが、詳細なメカニズムは不明です。

ご家庭で行うホームホワイトニングの場合、数日間の中止すれば症状は消えてくるため、再びホワイトニングを続けることが可能になります。また、ホワイトニングを終了すれば、一般的には知覚過敏もなくなります。

 

【知覚過敏の治し方】

①再石灰化を促す

知覚過敏は、軽度なものだと時間の経過に伴って自然になくなることもよくあります。

これは象牙質が露出した部分が、唾液や歯みがき剤に含まれる再石灰化成分によって、象牙質の小さな空隙が封鎖されてくることによります。

象牙質が露出した部分は歯みがきで痛みを感じるからといってみがかないと、プラークがたまってきます。このプラーク中にはむし歯菌がいるため、酸を作り、その歯の表面を溶かします。この溶かした状態を戻そうとするのが再石灰化です。

ですので、しみるからと歯みがきを怠ると、ますます知覚過敏症状は悪くなる可能性があります。

 

②知覚過敏用の歯磨き剤を使用する

知覚過敏に効果があるとされる歯みがき剤を使うのもおすすめです。

特に、硝酸カリウムが含まれた歯みがき剤を継続して使うことで、知覚過敏の改善効果があることが分かっています。ただし、即効性はなく継続的に毎日使うことによって徐々に効果が現れてきます。

 

③露出した象牙質に薬剤を塗る、覆う

露出した象牙質の内部の小さな空隙を、歯と同じような成分の結晶など、さまざまな物質で封鎖することで、歯の神経へ刺激が伝わらずに知覚過敏をなくすことができます。そのための材料を歯科医院で塗布することで、知覚過敏用の歯みがき剤を使用する方法よりも効果が高く、即効性があります。

また、知覚過敏のある象牙質表面を特殊な材料を使用して被膜で被覆することで、知覚過敏をなくすこともできます。この方法にも即効性があります。

 

④神経を取り除く

知覚過敏は一過性の痛みですが、痛みが続く時間が比較的長いような場合や、その痛みが非常に激しい場合には、歯の神経に炎症などの変化が起きていることも疑われます。

できるだけ歯の神経は残すことが大切ですが、食事ができなかったり、生活に支障が出るようであれば、歯の神経を取り除く選択することもあります。

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

歯ぐきが健康な状態であっても、加齢である程度は歯ぐきが退縮してしまうため、知覚過敏を確実に予防する方法はありません。

歯の根っこの象牙質の露出を防ぐためには、歯周病の予防をしていくことと、歯ぐきが退縮してしまうような歯みがき方法をしないことが重要です。また、歯にプラークがついた状態が長く続けば、歯の表面が溶けてしまい、知覚過敏が起きやすくなりますし、むし歯も進行しやすくなります。

これらのことを考えても、知覚過敏の予防は、歯周病とむし歯の予防にもつながって行きます。

冷たい水で歯がしみるといった症状は、むし歯がある程度進行した場合にもみられますので、ご自身ではむし歯なのか知覚過敏なのか、判別が難しい場合も多くあります。

もし、知覚過敏の症状がある場合は、早めに歯科医院で受診することをおすすめします。

 

口と全身はつながっている

2023年9月5日

「口と全身がつながっている」と聞いて、「へぇ、そうなんだ」と思うことはあっても、いまいちピンとこない方も多いかもしれません。なんとなく口をきれいにしていた方が、健康のためにはいいだろうなとは思っても、詳しいことを知らない方が大多数かと思います。

そこで今回は、口の中の細菌による全身への影響を考えていきたいと思います。

 

【さまざまな影響を及ぼす歯周病菌】

歯周病にかかっている歯には、歯周ポケットといわれる歯ぐきのポケットが存在します。歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨしているその内側には歯周病菌が存在しています。

歯周病にも、主な原因菌といえるものが存在しますが、関連性が最も高い細菌が3つあり、通称はP.g菌、T.d菌、T.f菌といわれています。

・Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)

・Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコラ)

・Tannerella forsythensis(タネレラ・フォーサイセンシス)

 

歯周病を治療せずに放置していると、歯周ポケットの内側の粘膜から、これらの歯周病菌は血管の中にまで入り込んでしまいます。歯ぐきから血管内になぜ入るのか不思議に思われるかもしれませんが、歯ぐきには毛細血管という細い血管が張りめぐらされているので、細菌は簡単に血管の中に入り込むことができるのです。

そして、いったん血管の中に入り込んだ歯周病菌は、全身をかけめぐってしまいます。口の中から腕や足、心臓にまで到達します。

元気なときは、血管の中に入った歯周病菌は免疫の力で排除されるので、それほど心配はありません。しかし、風邪をひいたり抵抗力が下がってしまうと、免疫の力でも排除しきれないときがあります。また、歯周病菌の死骸が持っている内毒素という毒素は残って、悪影響を及ぼすことがあります。

このような結果、からだのさまざまな部分で病気を誘発してしまいます。

 

【心臓病と歯周病】

心臓外科の先生が「急性心筋梗塞で運びこまれてくる人たちを見ていると、かなり重度の歯周病の人が少なくないという印象を受ける」ということを言われていました。

心筋梗塞とは、冠動脈が血栓(血液の固まり)によって詰まることで、心臓に血液が送られなくなり、心筋が壊死する病気で、治療が遅れると死に至る恐ろしい病気です。

実際に、重度の歯周病にかかっていると心筋梗塞のリスクが高まるという研究発表が報告されています。死後に解剖した結果、心臓の血管内から本来あるはずのない歯周病菌が発見され、歯周病が原因の心筋梗塞が見つかったケースもあります。

心臓の病気と歯周病は一見まったく関係がないように思えますが、歯周病が進行することで歯周病菌の一部が口の中から血液中に入りこむと、血管の壁を傷つけたり、血小板に異常を来して血栓ができやすくなったりすることがわかっています。

むし歯や歯周病などのお口のトラブルは、全身の健康にも大きな影響を及ぼし、命取りになることもあるのです。心筋梗塞の予防のためにも、日頃の口腔ケアの重要性がよく分かると思います。

 

【糖尿病と歯周病】

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。

実際に、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎などの歯周の病気にかかっている人が多いという研究データが出ています。

さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。歯周病治療で糖尿病も改善することも分かってきています。

血管に入った細菌は体の免疫の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残って血糖値に悪い影響を及ぼします。血液中の内毒素は、さまざまなところに作用して、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。

 

【妊娠と歯周病】

慢性的な歯周病によって、歯周病菌などが血管の中に入り、子宮の収縮を早めることで早産や低体重児出産のリスクが高まると言われています。

妊娠中は女性ホルモンの関係で歯肉炎になりやすいと言われています。また、つわりなどで口腔内の衛生状態が悪くなりやすく、特に注意が必要です。

 

 

【全身の健康に歯科ができること】

歯肉の炎症が全身に多くの影響を及ぼすことは昨今の研究で明らかになってきています。

歯周病は上記の疾患以外にも、骨粗しょう症、肺炎などの疾患や肥満などの生活習慣病との関わりが分かってきています。

歯周病は歯ぐきから血がでたり、歯がぐらぐらしたりと口の中だけの病気でなく、口の中だけでなく、全身の健康に影響を及ぼしています。歯周病の予防や早期治療は全身の健康のためにも、とても大切なのです。

毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防する事が全身の生活習慣病を予防することにつながります。

 

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

歯周病の原因菌は歯ぐきから血管に侵入し、血管内で炎症が起こることで全身の病気を悪化させてしまいます。からだ全体の健康を守るためにも口の中の健康は重要です。

また、歯を失って、自分の歯でかむことができなくなると認知症のリスクが高まります。年齢を重ねても自分の歯を保てるように歯と口の健康を大事にしていく必要があります。

歯の健康を守るためには、まずは毎日の口の中のケアであり、むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を除去することです。さらに定期的に歯科検診を受けて、歯科医院でケアを受けること大切です。

むし歯にならないために3歳までにできること

2023年9月2日

むし歯にならないためには、とても気をつけるべき時期というものがあります。

それはお子さんが3歳までの期間です。

もちろん3歳を過ぎてからも歯みがきや歯科医院での定期管理は必要ですが、この時期までに注意しておくことでその後の口の中の環境はガラッと変わってきます。

まずは「どうしたらむし歯がつくれるのか」を知って、そこからどうやってむし歯ゼロをつくるのかを考えていきましょう。

 

 

〜子どものむし歯ができるまで〜

 

 

【材料】

 

・歯

むし歯をつくるには、乳歯や特に生えてきたばかりの歯がおすすめです。

・むし歯菌と砂糖

むし歯の原因菌はいろいろありますが、中でも代表的なのがミュータンスレンサ球菌です。

砂糖を食べて歯の表面にピッタリとくっついてしまいます。

・糖質

虫歯菌のエサになるために必要です。

甘いものや、甘く感じる食べものだけでなく、ごはん、パン、タマネギなどの野菜、乳製品や

いろんな飲みものに含まれているので、食事をするだけで大丈夫です。

 

 

【手順】

 

①むし歯菌をうつす

生まれたばかりのお子さんにはむし歯菌はいないため、まずはむし歯菌を口の中にうつしてもらいましょう。むし歯がある人から食べものやだ液を通して、むし歯菌を分けてもらいます。

 

②むし歯菌を歯の表面にピッタリとくっつける

むし歯菌をうつしてもらっても、歯の表面にピッタリくっつけるためには、砂糖をたくさん、何度もとりましょう。砂糖がいっぱい含まれてるお菓子やジュースをダラダラと与えます。

 

③むし歯菌を歯にキープさせ、増やす

むし歯菌が歯にくっついたままにするために、歯はみがきはあまりしないでおきましょう。

せっかくくっついたむし歯菌が歯からはがれてしまいます。

歯の表面にくっついたむし歯菌の数をどんどん増やしていきましょう。

特に歯と歯の間、噛む面の溝はむし歯菌がよく増えるところです。

 

④歯を溶かす

むし歯菌が順調に増えたら、口の中に入ってきた食べものから「酸」を作って歯を溶かし出します。この時、ダラダラと食べ続けることで歯はより一層溶けていきます。

食べていないときはだ液がせっかくつくった酸を薄めて、溶けた歯を治してしまいます。

口の中に食べものが入っている状態をキープしましょう。

そろそろむし歯のできるころです。

 

⑤歯の表面が白っぽくなってくる

歯が溶けてきたら、歯の表面が白っぽく濁ってきます。

まだ穴は開いていませんが、この白っぽく濁っているのが初期のむし歯です。

穴が開くまでもう少しです。

 

⑥歯に穴が開く

この調子で歯みがきをあまりせず、ダラダラ食べも続けていくと歯に穴が開いてきます。

むし歯のできあがりです。

 

【むし歯をゼロにするためには】

 

むし歯のつくりかたが分かったところで、具体的にどうしたらむし歯をゼロにできるかを考えていきましょう。

まずは材料から見ていきます。

歯があることはよいことですし、口の中の細菌をゼロにすることはできません。食べものを食べないわけにもいきません。どれをひとつとってもなくすことはできません。

それくらい、むし歯というのは歯がある人なら誰でもなる可能性のある病気なのです。

そのため、むし歯ゼロのためにはそれぞれについて予防していく必要があります。

 

・歯

歯並びがガタガタしていたり複雑だと歯みがきはしにくいので、むし歯菌が増殖しやすい

環境になってしまいます。丁寧な歯みがきをしていきましょう。

できれば、みがきやすいきれいな歯並びがいいでしょう。

歯の質も強い方がいいので、フッ素入り歯みがき粉などを使って強くしていくことも大事です。

 

・むし歯菌と砂糖

誰かからもらったむし歯菌は3歳ごろまでに歯の表面に定着します。

その量が少なければ、むし歯にもなりにくくなります。

そのためには、ご家族が歯科医院での定期的な検診やクリーニングを受けたり、むし歯の治療

をして口の中を清潔に保ちましょう。

また、お子さんに与える砂糖にも気をつけてください。

 

・糖質

むし歯菌は、甘いものでも、甘いものでなくても炭水化物をエサにして歯を溶かします。

食べていない間には、だ液が歯が溶けるのを守ってくれますが、ダラダラと食べて口の中に

 

ずっと食べものがある状態ではなく、食事やおやつの時間をきちんと決めて規則正しく食べて

いきましょう。

 

【むし歯菌がうつりやすい時期】

 

口の中にいる細菌というのは椅子取りゲームのようになっています。

最初に善玉菌が多く住みつくと悪玉菌(むし歯菌や歯周病菌など)は住みつくことはできなくなりますし、そのバランスというのは完成されてしまうと簡単には変わりません。

むし歯菌は、特に生後19~31ヶ月がうつりやすい時期で、ご家族やお友達から同じスプーンを使ったりなどでだ液を通してうつります。しかし、この時期にうつらなければ成長してもむし歯菌の少ない、むし歯になりにくい口の中をつくることができます。

むし歯菌も一度定着すると、なかなか取り除くのは難しい細菌です。

生後19ヶ月(1歳7ヶ月)頃は奥歯が生えてくる時期です。

奥歯も生えてきて食べられるものも増え、砂糖を含む食べものを口にすることが多くなるかもしれません。

むし歯菌の代表であるミュータンス菌は、砂糖から歯にくっつくためのネバネバをつくり出し、歯に住みつきます。

生後31ヶ月(2歳7ヶ月)頃は、ほとんどの乳歯が生えそろいます。

この頃までに生えてきた歯にミュータンス菌以外の善玉菌が先に住みつくことができれば、ミュータンス菌が口に入ってきても簡単に住みつくことはできません。

その後はミュータンス菌がうつりづらくなり、むし歯になりにくい口の中になります。

 

【むし歯菌を定着させないために】

 

むし歯菌は誰かからうつるものです。

1番身近なご家族の口の中の環境を整え、むし歯菌を減らしておくことが最初の一歩です。

定期的な歯科医院での検診とクリーニングを受け、必要であれば治療をして、毎日の丁寧な歯みがきを続けていきましょう。

歯が生えてきたら、赤ちゃんも歯みがきをしていくことが大事です。

最初に生えてくる下の前歯は、口の中でも1番むし歯になりにくい歯です。歯が少し見えてきたからといって慌ててゴシゴシとみがくのではなく、歯ブラシを慣らすことから始めていきましょう。この頃の赤ちゃんの口の中はいろんな刺激に敏感です。優しくゆっくりみがくことから始めてください。

次第に上の前歯も生えてきますので、その頃までにしっかりみがけるようになっておくことが目安です。

お子さんがまだ動かないときは歯の本数も少なく、歯みがきもそこまで難しくないでしょうが、少し大きくなってくると、動いたり大泣きしたりと仕上げみがきも大変です。

嫌がるからと歯みがきが不十分な状態が続くと、むし歯にもなりやすいですし、歯ぐきも赤く腫れて痛くなり、もっとかわいそうなことになります。

歯が生えはじめた頃から少しずつ、お子さんも保護者の方も歯みがきに慣れていきましょう。

歯みがきは毎日するものなので、ときにはお子さんをおさえてしていくこともあるでしょう。

嫌がって抵抗しても、毎日継続することで徐々に慣れてきますので、あきらめずに続けてください。

 

 

【仕上げみがきを嫌がるときのチェック項目】

 

①歯ブラシ

みがき方が強いかもしれません。

歯ブラシの持ち方、歯ブラシの当て方、動かし方を歯科医院でチェックしましょう。

 

②歯みがきを楽しいものに

歯をみがくとき、動くのを抑えて必死でみがくあまり、どうしても力が入りがちです。

歯みがきの時間をできるだけ楽しいものにするために、歌を歌ったり、数を数えながらみがくのも効果的です。

 

③歯みがきの後

歯みがきが終わった後は、もし泣いたり嫌がっていても充分に褒めてあげてください。

「よくがんばったね」「歯がきれいになったよ」と声をかけましょう。

 

④マネさせる

お子さんに保護者の方やご兄弟の歯みがきの姿を見せてください。

子どもは真似したがるものです。

すぐに嫌がらずにできるようにはならないかもしれませんが、少しずつ理解してきます。

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

 

むし歯ゼロにするためには3歳までというのは、とても大事な時期です。

この頃までに悪玉菌が入ってくることを防げたら、むし歯になるリスクを大幅に下げることができます。

むし歯は歯周病とともに歯を失う大きな原因です。歯がある人生を守っていくためにも、この時期にお子さんのむし歯菌を少しでも減らせるようにしていきましょう。

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