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歯の破折とは?原因と対策を知って健康な歯を保ちましょう!

2025年9月30日

みなさんは「歯の破折」についてご存知でしょうか?これは、文字通り歯が割れたり亀裂が入ることを意味します。歯の破折には大きく分けて「歯冠破折」と「歯根破折」の2種類があります。今回は、それぞれの破折について詳しく説明し、その原因や対策についても解説していきます。

 

【歯冠破折とは?】

まず、歯冠破折について説明しましょう。歯冠とは、歯の頭の部分、つまり口の中で見える部分のことを指します。歯冠破折は、硬い物をかんだ時や強い衝撃を受けた時に、この歯冠部分が欠けたり割れたりすることを意味します。

 

①歯冠破折の原因

歯冠破折の主な原因は、硬い食べ物をかんだ時や強い外力が加わった時です。例えば、ナッツや氷、キャンディなどの食べ物をかんだ時に歯が欠けることがあります。また、スポーツや事故で顔に衝撃を受けた場合にも歯冠破折が起こることがあります。

さらに、むし歯や歯の治療によって歯の構造が弱くなっている場合も、歯冠破折のリスクが高まります。特に、詰め物や被せ物が大きい場合、その周りの歯質が薄くなっているため、破折しやすくなります。

 

②歯冠破折の症状

歯冠破折が起こると、欠けた部分が尖っていたり、触ると痛みを感じることがあります。また、破折が深く進行すると、歯の神経にまで影響を及ぼし、強い痛みを伴うことがあります。この場合、歯の根っこの治療が必要となることがあります。

 

③歯冠破折の治療方法

歯冠破折の治療は、破折の程度によって異なります。小さな欠けであれば、詰め物や被せ物で修復することが可能です。しかし、破折が大きく神経に達している場合は、歯の根っこの治療を行った後にクラウン(被せ物)を装着することになります。

【歯根破折とは?】

次に、歯根破折について説明します。歯根とは、歯の根っこの部分で、骨の中に埋まっている部分を指します。歯根破折は、この歯根部分に縦の亀裂が入る、または割れることを意味します。

 

①歯根破折の原因

歯根破折の主な原因は、過度な力が歯に加わることです。

以下のような状況が考えられます。

・かみ合わせの状態が不均等である: 歯並びが悪く、一部の歯に過剰な負担がかかる場合

・歯ぎしりや食いしばりがある: 無意識に力強くかみしめる癖がある場合

・歯にメタルコアやポストが入っている: 歯を治療した時に金属の土台が大きく深く入っており、歯質が薄くなっている場合

・神経を取っている歯や加齢による劣化、むし歯などで歯が弱っている場合

・ブリッジ治療をしていて歯に負担がある: 3本の歯を2本で補っている場合、土台となる歯が耐えきれなくなることがあります。

・欠損歯の放置(歯がなくなったまま放置している): 欠損した歯を長期間放置していると、残った歯に過度な負担がかかります。

 

②歯根破折の症状

歯根破折が起こると、初期には症状が現れないことも多いですが、次第に以下のような症状が現れます。

・歯の動揺

・歯が浮いたような感じ

・かむと痛みがある

・歯ぐきの腫れがあったり、膿が出る

放置すると、破折部分から細菌が入り込み、根の先で膿を溜め始めます。膿が溜まると、強い痛みを感じるようになり、骨を溶かしてしまうこともあります。上顎の場合、膿が上顎洞まで到達し、蓄膿症のような症状や顔の腫れを引き起こすこともあります。

 

③歯根破折の治療方法

歯根破折が発生した場合、抜歯を余儀なくされることも多いです。もしも抜歯になった場合は、次のような方法で治療が行われます。

・インプラント:抜歯した箇所に人工の歯根を埋め込み、歯を再建する方法です。インプラントは天然の歯に近い見た目と機能を持ち、長期間使用できます。

・ブリッジ: 両隣の歯を土台にして、欠損部分を補う方法です。ブリッジは短期間で治療が完了しますが、隣接する健康な歯を削る必要があります。

・部分入れ歯: 欠損部分を補うための入れ歯を作る方法です。部分入れ歯は取り外しが可能で、清掃がしやすいですが、慣れるまでに時間がかかることがあります。

・親知らずを移植する: 親知らずを欠損部分に移植する方法です。親知らずが適切な位置にあり、健康である場合に限られます。

 

④歯根破折を予防する方法

歯根破折を防ぐためには、以下の方法があります。

・マウスピースの使用: 歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、就寝時にマウスピースを使用して歯にかかる負担を軽減します。マウスピースは、歯科医院で自分に合ったものを作ることができます。

・歯列矯正:不正咬合によって一部の歯に過度な負担がかかっている場合、歯列矯正を行うことで均等にかむことができ、破折のリスクを減少させます。歯列矯正は見た目の改善だけでなく、かみ合わせの改善にも役立ちます。

・定期検診::定期的に歯科医院でチェックを受け、過度な力がかかっている部分がないかを確認してもらいましょう。早期発見と適切な処置が、歯の健康を保つためには非常に重要です。

【OCEAN歯科からのメッセージ】

歯の破折は、痛みや治療の手間を伴う厄介な問題ですが、適切なケアと予防策を講じることで、リスクを大幅に軽減することができます。硬い食べ物を避ける、歯ぎしりや食いしばりの癖を治す、定期的に歯科検診を受けるなど、日常生活でできることから始めましょう。

歯科医院での定期検診を怠らず、健康な歯を維持するために日常のケアを心がけることで、歯の破折を予防し、快適な生活を送ることができます。歯の健康は全身の健康にも大きく影響しますので、しっかりとケアしていきましょう。

癌を見逃さないための症状と間違えやすい病気

2025年9月10日

口の中に何か変化が現れた時、癌の兆候を心配される方も多いのではないでしょうか。

実際には、癌ではないことが多いものの、早期に気づくことで治療の可能性が広がることもあります。

今回は、口の中に現れる癌になりやすい病変や、癌と間違えやすい病気について、詳しく解説します。

自分の健康を守るために、どんな症状に注意すべきかを知っておくことが大切です。

 

【癌になる前に知っておくべき症状】
癌に進行する可能性のある病変には、早期に気づくことで予防が可能なものも多いです。特に「前癌病変」という状態は、癌になるリスクが高いものの、早期発見することで治療を行うことができます。まずは、この「前癌病変」について理解しておきましょう。

 

【前癌病変とは?】
「前癌病変」という言葉は、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にどのような状態を指すのかは、なかなか理解しにくいこともあります。簡単に言うと、「癌になりやすい状態ではあるけれど、現時点では癌ではない」という状態を指します。
WHO(世界保健機関)では、前癌病変を「正常な組織と比較して、癌の発生しやすい形態的な変化を伴った病変」と定義しています。言い換えれば、癌に変わる可能性がある段階ではあるが、今すぐに癌ではないということです。
この段階での発見が非常に重要です。早期に発見し、経過観察や必要に応じた治療を行うことで、癌を未然に防ぐことができる可能性が高くなります。

 

【癌になりやすい病変の種類】
癌になりやすい病変にはいくつかの種類があります。その中でも特に注意が必要なものを、詳しくご紹介します。

①白板症(はくばんしょう)
白板症は、口内の粘膜に白い斑点や板状の病変が現れる症状です。この病変は、将来的に癌に発展する可能性があります。日本では、白板症の5~10%が癌に進行するとされています。

・原因: 喫煙や義歯などによる慢性的な刺激が主な原因とされていますが、具体的な原因が不明な場合もあります。
・現れる場所: 舌のふち、頬の内側、歯ぐき、舌の下などに現れることが多いです。
・年齢・性別: 40~60代の男性に多く、特に喫煙者に多く見られます。
・特徴: 自覚症状はほとんどなく、白い部分はガーゼやティッシュで拭いても取れません。
・見た目: 白い部分の周りの境目ははっきりとしており、表面は凸凹があったり平坦だったり、ザラザラした感じが見られます。また、一部に赤い斑点が現れることがあります。この場合、癌に進行する可能性が高くなります。

②紅板症(こうばんしょう)
紅板症は、口内に現れる赤い斑点や板状の病変です。日本では、紅板症の約40%が癌に進行するとされています。

・原因: 喫煙やアルコールの摂取が関係しているとされていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
・現れる場所: 舌、歯ぐき、頬の内側、口蓋などに見られます。
・年齢・性別: 40~60代の男性に多く見られます。
・特徴: 通常は自覚症状がないことが多いですが、触れると痛みを感じることがあり、違和感を覚えることもあります。すでに上皮内に癌が進行している場合もあるので注意が必要です。
・見た目: 病変部分は周囲の組織と境目がはっきりと分かれており、赤みが鮮やかです。

 

【癌と間違えやすい病気】
癌と間違えやすい病気もいくつかあります。これらの症状は癌ではない場合が多いですが、無理に自己判断をせず、専門家に相談することが大切です。以下に代表的なものをご紹介します。

①口内炎(こうないえん)
口内炎は、口の中にできる小さな潰瘍のことです。通常、2週間以内に治癒しますが、もし2週間経っても治らない場合は、他の病気が隠れている可能性もあります。

・原因: ストレスや栄養不足、免疫力の低下などが原因とされています。さらに、口内が不潔だったり、義歯や矯正器具で粘膜が傷ついたりすると発症することがあります。
・現れる場所: 舌、頬の内側、歯ぐき、唇など、口の中のさまざまな場所に現れます。
・症状: 赤く円形の腫れが現れ、その中心がえぐれていることがあります。複数個集まってできることもあり、食事の際にしみたり、触れると痛みを感じます。
・治療: 通常は1~2週間で自然に治癒しますが、2週間以上続く場合は一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

②扁平苔癬(へんぺいたいせん)
扁平苔癬は、口内の粘膜に慢性的な炎症が起き、白い斑点が現れる病気です。まれに癌に進行することもありますが、そのリスクは低いため、経過観察が大切です。

・原因: 主に自己免疫疾患が原因とされていますが、銀歯や入れ歯の金属に対するアレルギー反応やホルモンの影響も関係していると考えられています。
・現れる場所: 多くの場合、頬の内側に両側性で現れますが、舌や歯肉、唇にも見られることがあります。
・年齢・性別: 30~60代に多く、特に50代以降の女性に多く見られます。
・症状: 通常は自覚症状がないことが多いですが、痛みや違和感を感じることもあります。
・見た目: 網目状、またはレース模様の白い斑点が数多く現れるのが特徴です。また、水ぶくれができたり、ただれたり、深くえぐれたりすることもあります。

 

【その他の注意すべき病気や形態】
①重度歯周病
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯が動揺します。歯ぐきからの出血や膿が出ることがあり、かんだときに痛みを感じることもあります。

・原因: 歯周病菌による感染が主な原因です。
・症状: 歯ぐきの出血、膿、歯の動揺などが見られます。

②口蓋隆起(こうがいりゅうき)、下顎隆起(かがくりゅうき)
これらは遺伝や歯ぎしり、食いしばりによって引き起こされることがあります。通常、無症状ですが、入れ歯が作れない場合などに切除が行われることもあります。

 

【定期的なチェックで口腔癌を予防する方法】
口腔癌を早期に発見するためには、定期的に口腔内をチェックすることが重要です。自分でできる簡単なチェック方法と、歯科医師による専門的な検診を組み合わせることが、癌の早期発見に繋がります。

①自宅でできるチェック方法
自分でできる口腔内チェックは、毎日のお手入れの一環として行うことができます。以下のポイントに注意してみましょう。
・鏡で口の中を確認する:明るい場所で鏡を使って、舌の表面や裏側、頬の内側、歯茎、口蓋の状態を確認しましょう。異常な色や形の変化がないか、赤や白の斑点、しこり、腫れなどがないかをチェックします。
・痛みや違和感を感じたら注意:口の中に痛みや違和感を感じる場合は、その部位を触ってみて、どのような変化があるのかを確認します。特に、痛みが続く場合や、長期間治らない潰瘍がある場合は要注意です。
・歯ぐきの状態を確認する:歯茎からの出血や腫れが続く場合は、炎症や歯周病だけでなく、口内癌の可能性も考慮する必要があります。

②歯科医院でのチェック
歯科医師による定期的な口腔内チェックは、癌の早期発見に欠かせません。歯科医院では、口腔内を専門的に検査し、セルフチェックでは見逃しやすい病変も発見することができます。
口腔癌を予防するためには、定期的な口腔内チェックと健康的な生活習慣が不可欠です。異常を感じた際には早期に専門家に相談することで、癌を未然に防ぐことができます。自分の健康を守るために、定期的な検診と生活習慣の見直しを実践し、口腔癌を予防しましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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