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子どもの口臭 ~原因とタイプ別の対策方法~

2026年5月30日

ふとした瞬間に、お子さんの口から「ん?なんだか臭う?」と感じたことはありませんか?
毎日きちんと歯みがきや仕上げみがきをしているのに、どうして?と心配になる親御さんも多いでしょう。

実は、子どもの口臭には「磨き残し」以外にも、口呼吸・歯並び・ストレス・病気など、さまざまな要因が関係しています。

今回は、子どもの口臭の主な原因や臭いの種類、家庭でできる対策法について詳しくご紹介します。

 

【子どもの口臭はどうして起こるの?】

子どもの口臭には、いくつかの代表的な原因があります。
磨き残しによる細菌の増殖はもちろん、口呼吸や鼻・喉の病気、さらには消化器系の不調など、体全体のコンディションとも深く関係しています。

1. 歯みがき不足や磨き残し

正しく歯みがきができていないと、歯の表面にプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりが残ってしまいます。
このプラークの中では細菌が活動し、強い臭いのガスを発生させるため、口臭の原因となるのです。

特にお子さんの場合、奥歯や歯の裏側など、鏡で見えにくい場所に汚れが残りやすいため注意が必要です。

2. むし歯や歯肉炎などのトラブル

プラークが長く放置されると、むし歯や歯ぐきの炎症(歯肉炎・歯周炎)につながります。
進行した虫歯では「腐敗臭のような臭い」がすることもあり、口臭が強くなりやすい傾向があります。

歯肉炎の初期は痛みが少ないため、気づかないうちに悪化するケースも。
定期的なチェックと早めの治療が大切です。

3. 歯並びやかみ合わせの影響

歯がデコボコに生えていると、歯ブラシの毛先が届かず磨き残しが増加します。
またかみ合わせが悪いと、食べものが細かく噛み砕けず、食べカスが歯と歯の間に残りやすくなります。
これらは細菌のエサとなり、結果として臭いを発する原因になります。

歯並びが悪い場合は、小児矯正による早期の改善が、むし歯・歯周病・口臭の予防にもつながります。

4. 口呼吸による乾燥

お口を常に開けて呼吸する「口呼吸」は、口の中が乾きやすく、細菌が繁殖しやすい環境をつくります。

次のような特徴がある場合は、口呼吸の可能性があります。

  • 口がポカンと開いている
  • 寝ているときにいびきをかく
  • 唇がカサカサしている
  • 唇をよく舐める

鼻炎やアレルギー体質が原因で口呼吸になるケースも多いため、耳鼻科的な相談もおすすめです。

5. ストレスによる唾液の減少

意外に思われるかもしれませんが、ストレスも口臭の原因になります。
緊張や不安を感じると唾液の分泌が減り、口の中が乾燥して雑菌が増えやすくなるのです。

お子さんが学校や友達関係などでストレスを感じていないか、普段の様子を観察してあげましょう。

6. 鼻や喉の病気

子どもに多い扁桃炎や副鼻腔炎でも、独特の臭いが出ることがあります。
扁桃炎では「膿栓(のうせん)」と呼ばれる白いかたまりができ、これが悪臭のもとになります。
副鼻腔炎では膿が溜まり、それが口の中に流れ出て臭いを感じることがあります。

風邪をひいた後から臭いが気になり始めた場合は、耳鼻科受診を検討しましょう。

7. 胃腸の不調や便秘

胃や腸の働きが低下すると、食べものが消化しきれずに異常発酵を起こし、体の中から口臭が発生することもあります。
脂っこい食事や偏食、便秘なども腸内環境の乱れを招くため、バランスの良い食事を意識しましょう。

 

【口臭のタイプ別にみる原因】

臭いの種類によって、原因の見当をつけることができます。

・うんちのような臭い

主な原因として、腸内細菌の乱れ、便秘などが考えられます。

・酸っぱい臭い

主な原因として、胃の不調、逆流性食道炎が考えられます。

・ドブのような臭い

主な原因として、むし歯、歯肉炎、磨き残し、口呼吸が考えられます。

このように一言で口臭といっても、臭いのタイプを見分けることで対策の方向性がつかみやすくなります。

 

【家でできる!子どもの口臭対策5つ】

① よくかんで食べる習慣をつける

よくかむことで唾液の分泌が促進され、自然とお口が潤います。
また、かむ力がつくと口周りの筋肉が鍛えられ、口呼吸の改善にもつながります。
食事中は「しっかりかんで食べようね」と声をかけてあげましょう。TVなどを見ながらのながら食べではなく、食べることに集中できる環境を整えてあげることも大事なことです。

② 水分をこまめにとる

口の中が乾くと、細菌が増えて口臭が強くなります。
お子さんは大人より水分を失いやすいので、こまめな水分補給を習慣にしましょう。
甘いジュースなどはむし歯の原因となり。また味付きの飲み物を飲む習慣がついてしまうため、水やお茶など味がついていない水分がおすすめです。

③ ストレスをためない環境をつくる

心の緊張が続くと、唾液の量が減ってしまいます。
家庭での会話や遊びの時間を通して、お子さんの心のケアも大切にしましょう。

④ 口や舌をしっかり動かして口まわりを鍛える

口呼吸改善に役立つ体操として、「あいうべ体操」などもあります。

  1. 「あー」と大きく口を開ける
  2. 「いー」と口を横に広げる
  3. 「うー」と前に突き出す
  4. 「べー」と舌を出して下に伸ばす

1日30セットを目安に、毎日続けてみましょう。遊び感覚で楽しく取り組むのがコツです。

⑤ 毎食後の歯みがき&仕上げみがきを習慣に

お子さんが自分でみがけるようになっても、仕上げみがきのチェックは必須です。
特に奥歯や歯と歯の間は汚れが残りやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して清潔に保ちましょう。

 

【定期的な歯科検診で、口臭トラブルを予防】

どんなに丁寧にみがいても、歯ブラシでは落としきれない汚れや歯石があります。
そのまま放置すると、細菌が繁殖して口臭やむし歯、歯ぐきの炎症の原因になります。

歯科医院での定期検診では、

  • プロによるクリーニング
  • 歯並び・かみ合わせチェック
  • 口呼吸や舌の使い方のアドバイス

などを通して、お子さまの健やかな口腔環境をサポートしています。

子どもの口臭は、「お口の汚れ」だけでなく、体や心のサインであることもあります。
原因を正しく見極めて、家庭でのケアと定期検診を組み合わせることで、口臭は必ず改善できます。

お子さんの口臭が気になるときは、まずはお気軽にご相談ください。
一人ひとりのお口の状態に合わせたアドバイスをいたします。

 

 

義歯・入れ歯の費用の違いについて

2026年5月15日

「入れ歯って、どんな種類があるの?」
「保険と自費の違いって何?」

義歯(入れ歯)は、歯を失った方が食事や会話を快適に楽しむための大切な治療法です。しかし、「どんな入れ歯を選べばいいのか分からない」「費用の違いがよく分からない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

入れ歯には、保険適用のものと保険外治療(自費診療)のものがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。費用だけでなく、装着感や見た目、耐久性などを考慮して、自分に合った入れ歯を選ぶことが大切です。
今回は、入れ歯の種類と特徴、保険と自費の違いについて分かりやすく解説します。ぜひ参考にして、ご自身に最適な入れ歯を見つけてください。

 

【保険治療と保険外治療の違い】
義歯(入れ歯)には、大きく分けて健康保険適用の治療と保険外(自費)治療があります。
保険治療では、治療にかけられる時間や使用できる材料、技術、機材に制約が設けられています。そのため、基本的な機能を満たすものの、快適性や審美性に限界があります。
一方、保険外治療では、そうした制限がなく、患者様の希望や口腔内の状態に最適な材料や技術を選択することが可能です。より自然な見た目や快適な装着感、高い耐久性を求める場合、保険外治療を検討することをおすすめします。

 

【総入れ歯の種類と特徴】
①保険治療の総入れ歯
・レジン床義歯(プラスチック製の入れ歯)
特徴保険適用で製作できる入れ歯です。床(歯ぐきに触れる部分)がプラスチックでできており、一定の厚みが必要なため、装着時に違和感を感じることがあります。また、食事や会話において不便を感じることもあります。
しかし、治療費が抑えられる点や、万が一破損しても修理がしやすいという利点があります。
耐久性としては、衝撃に弱く、強いかみ合わせの力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。また審美的な面を考えると、部分入れ歯の場合、金属のバネが目立つことがあります。また、厚みがあるため、装着時の違和感を感じやすく、話しづらさを伴うことがあります。

②保険外治療の総入れ歯
・磁性アタッチメント義歯(磁石を使用した入れ歯)
大きな特徴として、磁石を利用して入れ歯を安定させるタイプの義歯です。
入れ歯には小型の磁石が埋め込まれ、残存歯には磁石に反応する金属が取り付けられます。これにより、金属バネを使用せずに入れ歯を固定できるため、見た目が自然で、着脱も容易になります。
耐久性としては、保険適用のプラスチック製義歯と同程度ですが、固定力が強いため、安定感があります。また、金属バネを使用しないため、自然な見た目を実現できます。
比較的安定しており、保険の義歯と比べると違和感が少なくなります

・金属床義歯
義歯の床部分が金属で作られているのが特徴です。そのため、プラスチック製の義歯に比べて薄く、口の中での違和感が少ないと言えます。また、金属は熱伝導性が高いため、食事の際に温かさや冷たさを感じやすく、食事をより自然に楽しめます。
耐久性としては、金属を使用するため、強度が高く、破損しにくい構造です。
審美的な面では、部分入れ歯の場合、金属のバネが見えることがありますが、総入れ歯の場合は目立ちにくいです。また、薄く作られているため、装着時の違和感が少なく、食事や会話がしやすくなります。

 

【部分入れ歯の種類と特徴】
①保険治療の部分入れ歯
・レジン床義歯
保険適用で作れる部分入れ歯です。
プラスチックと金属を使用し、固定するための金属バネがついています。
耐久性としては、プラスチック部分は割れやすく、強い力が加わると破損することがあります。また、金属のバネが見えるため、見た目が気になる場合があります。床が厚めで、装着時に違和感を感じることがあります。

②保険外治療の部分入れ歯
・ノンクラスプデンチャー(バネなしの入れ歯)
金属のバネを使用しないため、見た目が自然で、装着感に優れています。また、金属アレルギーの心配がないため、金属を避けたい方におすすめです。
耐久性としては、弾力性のある特殊素材を使用しているため、割れにくい設計になっています。また、金属を使用しないため、自然な見た目を実現できます。軽く、薄いため、装着時の違和感が少なくなります。

・ノンクラスプ+シリコーンデンチャー
ノンクラスプデンチャーの快適性をさらに高めるために、歯ぐきに触れる部分にシリコーンを使用したタイプの入れ歯です。柔らかいクッション材が歯ぐきを優しく保護し、痛みを感じにくくなっています。
耐久性としては、弾力性のある素材を使用しており、割れにくく長持ちします。また、金属を使用しないため、自然な見た目を維持できます。ソフトなクッションが歯ぐきを優しく包み込むため、長時間の使用でも痛みを感じにくくもなっています。

・金属フレーム+ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーの自然な見た目を維持しつつ、強度を補強するために内部に金属フレームを使用したタイプの入れ歯です。金属部分は口の中で見えないように設計されているため、見た目を損なわずに強度を確保できます。
耐久性としては、金属を使用しているため、強度があり、破損しにくい構造です。また、金属バネを使用しないため、自然な見た目を実現できます。薄く作られているため、装着時の違和感が少なく、快適に使用できます。

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】
義歯(入れ歯)には、保険適用のものと自費診療のものがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。保険の入れ歯は費用を抑えられる反面、快適性や審美性に制限があることが多いです。一方、自費の入れ歯は、自然な見た目や優れた装着感を得られるものの、費用がかかります。
大切なのは、ご自身のライフスタイルやお口の状態に合った入れ歯を選ぶことです。「見た目を重視したい」「できるだけ違和感の少ないものがいい」「費用を抑えたい」など、ご希望を歯科医師に伝えながら、最適な選択をしていきましょう。
入れ歯の種類や費用について不安がある方は、ぜひ一度歯科医院で相談してみてください。快適な毎日を送るために、あなたに合った義歯を見つけましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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