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歯並びとかみ合わせ

2023年2月17日

こんにちは。

OCEAN歯科クリニックURAYASU 歯科衛生士の佐藤です。

突然ですが、コロナ禍でマスク生活をする間に、口元の歯並びを治しはじめたいなと思ったり、歯並びの大切さを再認識された方も多いのではないでしょうか。

当院に来院される患者様の多くに、マスク生活のうちに「歯並びを良くしたい」というお考えの方が多いように感じます。

“マスク生活のうちに”というきっかけはもちろん大切ですが、歯並びを適切な状態に保つということはどんな時でも重要です。

今日は、【歯並びとかみ合わせ】をテーマにお話ししたいと思います。

 

そもそも歯並びというのは幼少時代から徐々に構築されていくもので、すぐにガタガタになったり、出っ歯になったりするものではありません。からだの成長と同様に顎の成長も進み、歯並びや噛み合わせもしっかり完成していきます。
大人になってからの歯並びの乱れは、子どものときの乱れがそのまま引き継がれて、八重歯や歯並びがガタガタになったり、受け口などになる場合もありますが、歯周病やむし歯によって歯が失われ、その結果歯が変な位置に移動したりなど、歯の病気によって病的に変化した場合、年齢的な生理的変化による場合と、いろいろあります。

年を重ねても快適な生活を送るために、正しい口の機能を保つことはとても重要です。
もしも歯並びが気になるようであれば、どの年齢でもいいので早めにご相談ください。
その時期に応じたご相談ができると思います。

ここでは大人になってから歯並びが悪くなっていくことについてご説明していきます。

 

 

1.かみ合わせがおかしい気がする

成人してからのかみ合わせは、歯並びと同様にすでに完成していますが、理想的なかみ合わせであっても生理的であったり、病的な原因により歯は移動します。
その結果、かみ合わせが以前と違う感じがしたり、おかしくなったように感じることがあるのです。
具体的にどのようなことが起こっているかというと、歯周病が進行すると歯を支えている骨や歯ぐきが弱くなります。そうすると、毎日のお食事でのかむ力や、舌による圧力などにより歯が移動していきます。少しずつの変化なのですぐには気がつかないかもしれませんが、かみ合わせの異変に気づく頃には、適切なかみ合わせとは異なり1本の歯だけが強く当たるようになってしまいます。
また、何らかの原因により奥歯がなくなったまま放置すると、そのスペースに向かって歯は倒れてくるため、かみ合わせのバランスが崩れたり、前歯が以前より出てきた気がします。

 

2.ほっぺたの内側をよくかむ
お食事のときにあやまってほっぺたをかんでしまうことは、ときどきあるかもしれません。
しかし、その頻度が多くなってくると話は別です。
ほっぺたをかむようになった原因は、歯周病によって歯が徐々に移動することによってほっぺたを排除できなくなることなどが考えられます。
また親知らずが生えてきて、かみ合わせがズレてきた可能性もあります。

 

3.前歯がズレてきて、歯が重なるようになってきた
以前は前歯の歯並びがきれいだったのに、前歯がズレてきた気がする、歯がだんだんと重なるようになってきて歯みがきがしにくい言われる方もいます。
これも歯周病によって歯が動いてきたり、親知らずが後ろから押してきて前歯がズレてきたことなどが原因で起こります。

 

4.歯並びやかみ合わせが悪かったり、ズレてくると頭痛がしたり、肩こりが起きる?
私たちは食べものを食べたり飲んだりするとき、上顎の歯に下顎の歯をカチカチと接触させたりしてかんだり、飲んだりしています。このときに、歯並びやかみ合わせが悪いと、よくかめるところを探してかんだり、邪魔なところやかみにくいところを避けてかんだりします。
かむ位置を調整していくのは下顎です。
この下顎を動かしているのは顎の左右についている筋肉で、一部は上顎にもくっついています。
偏頭痛の症状が起きたりするのは、さまざま理由はありますが、この筋肉が過度に伸びたり、縮んだりを強制されることによっても起きてきます。
さらに、これらのかむことに関係している筋肉は、首や肩の筋肉とも共同して働いていますので、肩こりなどの症状が出ることもあります。
同様に、かみしめや歯ぎしりなども、これらのかむ筋肉を過度に緊張させる原因となります。

またかみ合わせが悪い位置で長い間かんでいると、顎の関節部分が痛くなったり、ジャリジャリと変な音がしたり、口が開きにくくなることがあります。これは顎関節症といって顎の関節部分の異常です。
顎関節症は歯並びだけでなく、複合的な原因によって起こることが多いとされています。
異常な口の開け閉めの運動や、歯ぎしりなどの顎に加わる異常な力、合っていない入れ歯や冠が装着されていたりと、さまざまな原因によるかみ合わせの異常や筋肉の緊張によるものとされています。
顎関節症の治療としては、何が原因となっているかをきちんと見極め、その原因を除去していくことが一番大切です。歯並びを改善するために矯正をしたり、負荷がかかっている顎の部分を安静にするため、寝るときにマウスピースを入れるスプリント療法などもあります。

 

 

5.OCEAN歯科からのメッセージ
永久歯がすべて生えて、歯列が完成した後も歯並びは一定ではなく、少しずつ変わってきます。
その変化が違和感を感じるほどでなければ、大きな問題となることはないかもしれません。
しかし、痛みを感じたり、かみにくさを感じるくらいまで放っておいてしまうと、治すには時間も費用もかかってしまいます。
定期的に口の中をクリーニングしたり、むし歯や歯周病を治療してメンテナンスを続けていくことでかみ合わせのバランスというのはある程度保たれていきますし、ちょっとした問題であればすぐに対処できますので時間もそこまでかかりません。
大きな問題になる前に、定期的な歯科医院でのメンテナンスとチェックで問題を取り除く習慣をつけていきましょう。

予防歯科って知っていますか?

2023年2月10日

突然ですが、「歯の予防」というと何をイメージされるでしょうか?

文字から、むし歯などにならないうちに予防していくことなのかなと、なんとなくのイメージはできるかもしれません。

最近では予防歯科という言葉をコマーシャルなどでよく耳にする方もいらっしゃると思います。

実際の歯科医院での予防とは「むし歯や歯周病になったら治療する」のではなく、むし歯や歯周病にならないように「お口の健康を守って、維持する」ということです。

みなさんが「歯科医院に行かなくちゃ」と思うときは、何か痛みがあったり、治してほしいところがあるからというのが多数かと思います。

むし歯の治療は「むし歯になっている歯を削る」ことから始まりますので、どんなに治療をしても「元どおりの歯を取り戻す」ことは不可能です。風邪をひいたときのように薬を飲んだからといって、元どおりの歯には戻りません。歯周病に関しても、一度悪化してしまうと、歯周病になる前の状態にまで完璧に治すことは難しいのが現実です。

歯は一度悪くしてしまうと時間やお金がかかってしまいます。そうならないための一番の方法が何と言っても予防なのです。

 

【歯の予防って何するの?】

では、歯を予防するために実際には何をするのでしょうか。

むし歯や歯周病にならないためには、口の中を清潔にしていくことが大事です。

 

①自宅での毎日のケア

口の中の健康を保つためには、毎日のご自分でのケアが大切です。

歯ブラシだけでは、必ず歯と歯の間に磨き残しがありますので、正しいセルフケアには、デンタルフロスや、歯間ブラシが必需品です。フロスで奥歯を清掃するのが難しい、どこに入っているか分からないという人もいらっしゃいますが、簡単に解決できる方法をご紹介します。

フロスを上手に使うためには、フロスを巻き付ける指に気をつけましょう。

まず、フロスを巻きつけるのは“中指”にしましょう。そして、左右の人差し指の腹で、ピンと張って歯間に入れます。この方法なら奥歯まで簡単に届きます。そしてフロスは、歯肉に1~2ミリほど優しく入り込ませ、歯に巻きつけるように引き上げます。力まかせにグイッと一気に入れてしまうと、歯ぐきを傷つける危険性があります。

これでも難しいという人は、「Y字型」のフロスを使用してみましょう。鏡を見ながら、どこの部分に入れているかをしっかりと見ることができるので、手に巻きつけるよりもやりやすいかもしれません。

フロスには、水分を含むと膨れるタイプや、平たいテープ状のタイプなど様々な種類があります。口の状態を検診時などに歯科医院のスタッフが診て、適切な道具を選んでいくことも重要です。

また、歯間が開いてしまっている方は、フロスよりも歯間ブラシのほうがいい場合もあります。

歯間ブラシにはさまざまなサイズがあります。歯間の幅より太い歯間ブラシを使用すると、歯肉を傷つけてしまいます。個人差もかなりありますので、検診時などに歯科衛生士に適正サイズをチェックしてもらいましょう。

フロスは物が挟まった時だけ、という人がまだまだ多いですが、それでは予防になりません。

たまに使うのではなく、毎日の習慣にしていきましょう。

②磨き残しをチェックしてもらう

むし歯や歯周病の原因となるプラークには、とても強い粘着力があります。

ご自分で一生懸命に磨いている人でも、意外にプラークが落ちていないことも多くあります。ときどき歯科医院で確認してもらい、磨き方にも注意しましょう。

 

③クリーニングを受ける

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも、歯の予防の大切なポイントです。

どんな人でも、磨けていない部分がありますので、そこの歯周ポケットにプラークや歯石が溜まります。これは、専門的な道具を使わないと清掃できません。歯石は、専門のスタッフによるクリーニングで定期的に除去する必要があり、そうすることによって、より確実に歯の健康を守ることができるようになります。歯のクリーニングやPMTCと呼ばれる専門的なクリーニング、ブラッシング指導などを組み合わせて、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた治療や指導を行っていきます。

菌や歯周病菌などの細菌は、一度除去しても再び付着してしまう可能性があり、細菌は約90日で増殖します。そのため、3か月ごとを目安にメインテナンスを受けていただくのが理想的です。また、定期的な検診を受けていれば、もしもむし歯などになってしまっても、早期発見・早期治療が可能となります。

ご自身でのお手入れと歯科医院でのケアを計画的に行うことで、最大の効果が発揮できます。一生ご自身の歯で過ごせるよう、力を合わせて歯の健康を守っていきましょう。

 

【こんな方に予防歯科がおすすめ】

 

☆口臭が気になる方

☆歯の汚れを落としたい方

☆歯ぐきが後退してきた方

☆歯周病が気になる方

☆いつまでもご自身の歯で食事を摂りたい方

削ったり抜いたりしたくない方こそ、予防歯科が大事なのです。

 

【OCEAN歯科からのメッセージ】

「予防歯科」の基本は、歯が生えはじめた時から歯の健康を考えることにあります。歯を失うと生活の質(QOL)が下がってしまいます。そうならないためにも、正しい知識を身につけ、生涯を通じて歯をトラブルから守り、管理していく歯の予防が重要です。

また、むし歯や歯周病の治療を受けたあと「二度とむし歯や歯周病になりたくない」という思いで歯の予防に通われる方も多くおられます。

OCEAN歯科では、歯周ポケットの測定やレントゲン撮影を大人の方全員に行い、徹底した予防歯科に関わる歯周病の検査を行なっています。

“もう遅い”ではなく、今の状態からでも“まだ間に合う”患者様に合ったプランを一緒に考えていきます。

一生、健康な歯とお口でいるために、今から歯の予防をはじめましょう。

 

 

かかりつけ医がいる人は寿命が長い

2023年2月1日

OCEAN歯科クリニックURAYASU 衛生士の佐藤です。

開院から約3ヶ月が経ち、多くの患者様にご来院いただいており嬉しい気持ちでいっぱいです。

OCEAN歯科クリニックが皆様の歯の健康に携われるようスタッフ一同努力して参ります。

 

さて、本日は「かかりつけ医がいる人は寿命が長い」をテーマにお話ししたいと思います。

特に痛みなどがなくても、今のうちからかかりつけ歯科医を見つけて、口の中を定期的に診査することは大切です。

かかりつけ歯科医をもつ人ほど死亡率が下がるとともに、要介護状態にもなる割合も低いことを明らかにした研究もあります。その理由は、かかりつけ歯科医をもつ人が、「歯と口との中の健康への配慮を持った生活習慣」を身につけている人であると考えられます。

そういった高い健康意識や好ましいライフスタイルが、口の中の健康だけでなく、実際に健康寿命にも関係してくるのだと思われます。

また、かかりつけ歯科医をもって、口の中の健康が保たれると、高齢になっても食事や会話、人との交流を積極的に楽しむこともできます。

そうした楽しい生活が、高い満足感や健康であるという実感をもたらし、より一層の健康寿命に貢献したと考えることができます。

 

「かかりつけ歯科医」をもつ人の生活の特性

①自分は「とても健康だ」または「まあまあ健康だ」と思っている

②自分の生活に満足している

③トイレに行くことや、お風呂に入ることなど、自分の力で日常生活を送ることができる

④買いものや書くこと、読むこと、預貯金の出し入れなどにも支障がない暮らしをしている

⑤週に3~4回は外出し、趣味活動も活発におこなっている

⑥週に3~4回は、友人や近所との付き合いをしている

⑦なんらかの病気をもっているが、かかりつけ内科医によって、自身の健康管理ができている

上記を見てみると、かかりつけ歯科医をもつ人の生活の質が高いことがよく分かります。

まわりの人と楽しく付き合い、趣味の活動をおこない、よく外出し、お金の管理ができることはすべて長寿につながっていきます。

「かかりつけ歯科医」と「いきつけ歯科医」の違い

昔は歯科医院というものは、「歯ぐきから出血したとき」「虫歯が痛むとき」「詰め物がはずれたとき」など、口の中で何かが起きたときに行くという認識の方が多かったのではないでしょうか。もちろん現在もそのように思われている方もいらっしゃいます。

ですが、この「何かが起きたとき」にする「いきつけの歯科医」での治療は、その場限りの問題は解決してくれるかもしれませんが、長い目で見ると、口の中の健康を保つ役割は果たせません。

「かかりつけ歯科医」というものは、起きた問題に対する処置に加えて、定期的な予防処置と口の中を健康に保つケアやメンテナンスをおこなっていくことができます。

このように予防医療が十分にもたらされていれば、口の中のトラブルが起きる可能性は減り、治療を受ける必要もなくなってきます。

歯科医院は予防をするところだという意識をもつことこそが、口の健康から全身の健康までを手に入れることにつながっていくのです。

 

「かかりつけ歯科医」でできること

■家庭での歯みがきの助言・指導

歯科治療を終えて、歯や入れ歯の状態を整えただけでは、歯と口の健康維持を続けることは難しいでしょう。口の中を良い状態に保つためには、ご自宅での適切なセルフケアが欠かせません。

かかりつけの歯科医院では、正しい歯ブラシの仕方やデンタルフロスや歯間ブラシなど、補助的な道具の使い方、歯並びや口の中の特徴や状態に合わせたアドバイスが可能です。

■継続的な管理

ご自分でどんなにきれいに口の中をケアしても、隅々までみがくことはなかなかできません。

また歯石などがついてしまうのを、完全に避けることはできません。

そこで大切なのは、定期的な歯科医院でのクリーニングです。

頻度は患者様一人ひとりに応じてさまざまですが、専門家である歯科医師や歯科衛生士によるクリーニング(プロフェッショナルケア)を受けることで、口の中の健康をより確実なものとすることができます。

歯科医院でのケアや、口腔内の診査、診断を受けることで小さな変化に気づくことができ、継続的な口腔内のメンテナンスをしていくことでお口の健康維持ができます。

■そのほかの対応

歯科医院での処置が可能な場合だけでなく、継続的に口の中を診ていくことにより、口の中に現れた全身的な変化にも気づくことができます。

持病がある方の場合も、医科の主治医を連携をとり診療をしていくことができ、ほかの機関の連携をしたり、幅広い対応をとることができるのもかかりつけ歯科医の強みです。

定期的な歯科医院でのチェックの頻度

定期検診を受け、継続的に歯科医院を受診することで、定期的なチェックを受けられます。

その間隔は、患者様一人ひとりの状況によって異なります。

大掛かりな治療の後でしたら、その原因が多くあることが伺えますので、治療直後はできれば短期間でのチェックが必要でしょう。

2~3ヶ月に一度で良い方もいれば、安定してる方だと半年ほどあけても大丈夫でしょう。

 

OCEAN歯科からのメッセージ

「かかりつけ歯科医」をもつことは、それ自体が健康寿命のための基本的な生活習慣の一つであり、毎日の生活に高い満足感と健康感をもたらしてくれる意義があるでしょう。

患者様を家族を想うように治療し、OCEANに来て良かったと感じていただけるよう最善の治療を行います。どうぞお気軽にお越しください。いつでもお待ちしております。

「ブログ」を新設いたしました

2022年12月1日

「ブログ」を新設いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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