成分から考える「むし歯によく効く歯みがき粉」
2023年8月19日
口の中には数百種類もの菌が常に住み着いていますが、むし歯もその口の中の細菌によって起きるものです。むし歯の予防のために、菌をすべて殺すことは不可能ですが、薬剤によって殺菌すれば、少なくとも一定の時間、菌の増殖を抑えることは可能です。そのため、歯みがき粉にはさまざまな種類の殺菌剤が含まれています。
むし歯の原因となる細菌は口の中のどこにでも存在しますが、口の中やだ液の中に存在するもの以外にバイオフィルムと呼ばれる歯の表面に作る防御壁を作って、その中で増え続けるものの方が問題となります。バイオフィルムは一種のバリアとなってしまうので、外部からの薬物などを跳ね返してしまいます。薬物などによっては溶けませんし、抗生物質などもその中には入れず、効果の期待できる殺菌などの薬剤はわずかしかありません。
殺菌剤のなかには、バイオフィルムの中に浸透して、その内部の細菌を殺菌できるものと、バイオフィルムの中には浸透できず、もっぱら歯や歯ぐきの表面の細菌を殺菌するものとがあります。

【歯みがき粉に含まれる殺菌剤】
①イオン系
・塩化セチルピリジウム(CPC)
・塩化ベンゼトニウム(BTC)
・塩化ベンザルコニウム(BKC)
・クロルヘキシジン
・ラウロイルカルシンナトリウム(LSS)
②非イオン系
・チモール
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
・トリクロサン(TC)
※このなかでチモールはバイオフィルムに浸透します。
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、トリクロサン(TC)はバイオフィルムにある程度浸透します。
【むし歯予防のため】
むし歯予防のためには、歯の原因菌であるミュータンス菌を殺して、荒れた歯の表面を正常に近い状態に戻してくれる薬剤が入っているものが効果的です。むし歯予防と聞いて、みなさんが思い浮かべるの薬効成分はフッ化物(フッ素)でしょうか。
「歯を強くする」などの効果でよく知られていますが、今では日本で販売されている歯みがき粉の90パーセントにフッ化物が含まれています。そのほかに含まれる薬効成分についてもご説明していきます。
〈殺菌剤〉
殺菌剤によってむし歯の原因菌を抑えることができれば、より予防効果ができます。口の中にある細菌に対して効果を発揮するものは以下のものです。
・塩化セチルピリジウム(CPC)
・塩化ベンゼトニウム(BTC)
・クロルヘキシジン
バイオフィルムの菌に効くものはこちらです。
※バイオフィルムが少ない場合や、歯科医院での定期的なメンテナンスによってきちんと除去されている場合は、必ずしもこれらが含まれていなくてもいいかもしれません。
・チモール
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
・トリクロサン(TC)
〈歯質を強くするもの〉
歯の表面を強くするためにはフッ化物(フッ素)が含まれているものがおすすめです。
フッ化物の濃度は年齢によって最適な濃度は異なりますので、年齢に応じたものを選びましょう。成人の場合は500ppm以上、できれば900ppm以上くらいのものが望ましいでしょう。
フッ化ナトリウム(NaF)は即効性があり、特に歯の表層部分に対して酸によって溶けるのを防いでくれます。一方で、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)は深部まで浸透して、酸に対して歯を強くしてくれます。
※これらの効果が低くならないために注意点があります。
フッ化物入りの歯磨き粉で歯をみがいたときは、まず口の中にある歯みがき粉を吐き出して、大さじ1杯くらいの水で5秒ほど軽くうがいをしましょう。口の中に残ったフッ化物が効果を発揮します。
〈歯垢分解剤〉
デキストラナーゼという成分は、歯垢(プラーク)を作るデキストランというものを分解してくれる酵素です。
〈歯の表面の再石灰化を促進する〉
酸によって、歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出すことを「脱灰」といいます。むし歯はこの脱灰から始まります。
しかし、脱灰が起きたからといって、すぐにむし歯になるわけではありません。口の中にはだ液があり、だ液は、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを、再び歯に戻して結晶化し、修復する働きがあるからです。これを「再石灰化」といいます。
脱灰の量が少ない初期のむし歯は、再石灰化によって治すことができます。
ですので、再石灰化を促進してくれる成分もむし歯の予防に役立ちます。
還元パラチノースや薬用ハイドロキシアパタイトは、フッ素によって歯の表面が再石灰化するのを促進する効果があります。
【歯みがき粉のほかに効果的なもの】
むし歯予防に効果のある歯みがき粉を使用しての歯みがきに加えて、「洗口液」を併用すると、より高いむし歯の予防効果が期待できます。特に、乳幼児から成人までのあいだは、フッ化物による洗口がおすすめです。(うがいができないときはフォームといって、泡状のものもあります)。
成人以降ではこれに加えて、殺菌剤の入った洗口液もおすすめです。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
歯みがき粉にはいろんな有効成分が含まれています。
しかし忘れてはいけないのは、歯をきちんとみがくことが最も大事だということです。
ブラッシング時の力加減や角度などが正しく守れていて、口の中のプラークを低いレベルを保つため適切な歯みがきが大事です。
歯みがき粉をつけて口の中で歯ブラシを動かして、なんとなく磨いたつもりになるとせっかくの有効成分も台無しです。歯みがき粉には優れた機能があって、殺菌効果や歯質の強化などブラッシングだけでは達成できない効果が期待されています。 それぞれの口の中に必要な成分をきちんと理解して取り入れることで、歯みがき粉はブラッシングに相乗効果を与える有効なアイテムになります。
適切な歯みがきを身につけた上で、必要な歯みがき粉を使ってむし歯を予防していきましょう。
唾液にはどんな働きがあるの?
2023年8月11日
口の中が乾燥したり、ネバネバすると感じたことのある方はいらっしゃるのではないでしょうか?部屋の空気が乾燥するのと同じように口の中も乾燥します。部屋の中が乾燥したら、加湿器をつけたり、何らかの方法で室内を加湿しますよね。では、口の中が乾燥しないためにはどうなっているのでしょうか。
お水を飲んだりすると口は潤いますが、それだけでは水分を摂取した時しか潤いません。そうではなく、常時乾燥から守ってくれているものがあります。それが唾液です。
唾液は、いつも口の中を潤してくれるのが当たり前になっているため、そのありがたみに気づくことは少ないかもしれません。しかし、人間が生きていくためには、無くてはならないとても重要なものなのです。
もし、唾液の量が減ってしまうとどうなるでしょう。口の中が不快に感じたり、慢性的なトラブルを引き起こすこともあります。
以下のような症状がないかチェックしてみましょう。
【唾液の状態チェック】
・口の中がネバネバする
・口の中がパサパサする
・口臭がする
・口の中がヒリヒリする
・夜中に起きて水を飲む
・パサパサしたものや、乾いた食品が食べにくい
これらに当てはまる方は要注意かもしれません。
今回は唾液がどんな役割を果たしているかについて、ご説明していきます。
【唾液の役割】
唾液は、口の中が乾燥しないように潤いを保つだけではなく、ほかにもいろんな役割があります。
①自浄作用(じじょうさよう)
口の中の汚れを唾液で洗い流す作用で、洗浄作用とも呼ばれます。
汚れを洗い流すことにより、虫歯や口臭の予防にもなります。
②消化作用
口は胃や腸などと同じ消化器官です。食べものは、まず、口から取り入れられるため、第一消化器官とも呼ばれます。唾液の中の「アミラーゼ」と言う酵素が炭水化物を分解し、消化を助けてくれます。
③粘膜の保護・組織を修復する
口の中は硬い歯とやわらかい粘膜や舌が混在しています。やわらかい粘膜や舌が傷つかないためにも、唾液が重要な役割を果たしています。おしゃべりをしたり、食事をするときにも、唾液が口の中を潤してくれています。粘膜を傷つけにくくするだけでなく、唾液が口の中を覆っていることで風邪やインフルエンザ、などの感染症にも罹らないように保護してくれています。
④緩衝作用(かんしょうさよう)
口の中は、普通はPH6.8~7.0で中性を保っています。
唾液には炭酸・重炭酸・リン酸等が含まれていて、口の中のPHバランスが酸性とアルカリ性の、どちらにも傾かないように中性を保ってくれる役割があります。レモンなどの酸っぱいものを食べても、口の中のPHがずっと酸性に傾かないのはそのためです。
唾液はPHバランスを調節してくれる、大事な役割を持っているのです。
また、糖分が含まれたものを食べると、プラーク中の細菌が酸を作り出します。この酸が口の中のPHを酸性に傾かせます。PHが5.5以下になると歯は溶けてきてしまいます。
唾液による中和のバランスが崩れてしまうと、このように歯が目に見えないレベルで溶け出して、虫歯の始まりとなるのです。
⑤再石灰化作用
歯の成分として、カルシウムが多く含まれます。カルシウムは酸性に弱いため、食事などで口の中が長時間酸性に傾いてしまうと、歯のエナメル質という、表層の硬い層が脱灰してしまいます。脱灰とは歯の中のカルシウムやリンが溶け出すことです。
脱灰した歯を元に戻そうとする力を再石灰化と言いますが、唾液に含まれるカルシウムイオン・リン酸イオン・フッ素イオンがその役割を果たしてくれます。

⑥抗菌作用
口の中は食べものの入口であるので、常に外の雑菌が入ってくる場所です。入ってきた雑菌をやっつけてくれるのも唾液です。
唾液に含まれる、リゾチーム・ペルオキシダーゼ・免疫グロブリン・ラクトフェリンといった物質が口の中に侵入した細菌を抑制して、守ってくれます。 リゾチームは口の中だけではなく、涙や汗・リンパ腺などにも含まれているので、体内に侵入した細菌感染からも守ってくれています。これらは、免疫力を高めて生命を維持することに深く関わりがあります。
⑦潤滑作用(じゅんかつさよう)
唾液に含まれるムチンの働きによって口の中が潤うと、舌や喉が滑らかに動きます。そのおかげで、会話や食事がしやすくなります。
唾液がない状態では、食べものを食べたり、飲み込んだりすることはとても難しくなります。
唾液のおかげで、不便なく日常生活を過ごせるのです。
⑧溶解・味覚作用
食べものを食べた時、唾液がなかったら味を感じることが難しくなります。
食べものをかんで、唾液と混ざることで「味を感じる」ことができます。 味覚には【甘味】【酸味】【苦味】【塩味】【うま味】がありますが、唾液がないとこれらの味覚は感じることができません。 また味覚だけでなく、「安全なものなのか?」を口に入れたら一瞬で判断することもできますね。
⑨水分平衡
唾液の分泌には、体内の水分量を調節する役割もあります。もしも体内の水分量が少なくなると、喉や口の渇きを感じるようになります。すると、水分を補給したくなり、体内の水分量のバランスを保てるのです。
【唾液はどこから出ているの?】
ここまでで、唾液が果たす役割については理解していただけたかと思います。
では、唾液はどこから出ているのでしょうか?
実は、唾液は3つの器官から分泌されているのです。
①耳下腺
サラサラした唾液を分泌します。
②顎下腺
サラサラとネバネバ、両方の唾液を分泌します。
③舌下腺
サラサラとネバネバ、両方の唾液を分泌します。どちらかと言うとネバネバの方が多く分泌されます。
もしも唾液が出にくい方は、これらの唾液が出る部分をマッサージしたりすると、唾液の分泌が促されます。

【1日にどれくらいの唾液が分泌されているか?】
健康な成人の方で、だいだい1リットル~1.5リットルと言われています。大きなベットボトル約1本分です。 想像よりも多くの量ではないでしょうか。この唾液の量は、薬の副作用やストレス、加齢、糖尿病、放射線治療、透析治療、口呼吸、喫煙、寝たきり状態、不規則な生活などで減少することが分かっています。
また、唾液の分泌は自律神経が関わっているので、リラックスした状態(副交感神経優位)の時は血管が拡張され唾液も分泌されます。逆に、緊張状態(交感神経優位)の時は血管がキュッと収縮してしまうため、唾液の分泌も減少してしまいます。
緊張したときは口の中がカラカラに乾燥するのは、このような唾液の影響があるのです。
【OCEAN歯科からのメッセージ】
今回は唾液の役割についてご説明しましたが、唾液があるのと無いのとでは毎日の生活が大きく異なってくることが分かっていただけたかと思います。
楽しく食事ができ、誰かとおしゃべりするためにも唾液は欠かせません。また、唾液の分泌量が減るとむし歯や歯周病になりやすくなったり、味覚障害が起こるなど様々なトラブルを引き起こします。
近年、歯科受診される方で口の中がヒリヒリするや不快感を訴える方が多くなってきました。口の中に違和感や不快感を感じたときは、歯科医院にてご相談ください。
口内炎〜子どもが口の中を気にしたら〜
2023年8月7日
子どもが口の中を触って気にしていたり、食欲がなく不機嫌な場合、口の中をチェックしてみましょう。
ほおや唇の内側の粘膜や舌、歯ぐき、喉の奥までじっくりと見てみると、もしかしたら口内炎ができているかもしれません。
【口内炎とは?】
口の粘膜に起こる炎症のことで、まとめて口内炎と呼びます。
一言で口内炎と言っても、原因や種類はさまざまです。
感染症やそのほかの病気が原因となって生じていることもありますので、子どもの口の中をよく観察し、早めに気付いてあげることが大切です。
【種類と原因】
◎口の中を傷つけた
ブラシ、おもちゃや食器など、口に入れたものが当たったり、何らかの理由によって歯ぐきや粘膜など口の中を傷つけてしまうことで口内炎ができてしまいます。
よくあるのが仕上げ磨きのときです。
頑張って歯磨きをしてる最中に、意図せずに口内炎につながる傷を作ってしまうことがあります。
子どもが動いたりして歯ブラシが少しズレ、奥歯の歯ぐきに大きく擦れたような傷ができます。そのときは子どもも少し痛がっただけで済みますが、それが口内炎となり、お食事の際に痛がって食べなかったり歯ブラシを嫌がることで気付かれます。
もしかしたらお家での仕上げ磨きの仕方など、改善点や工夫する余地があるかもしれません。
何度もぶつけてしまったり、子どもが動いたりして難しい場合は子どもが動かないようにする方法や歯磨きの仕方をスタッフに気軽に尋ねられてください。
他にも、歩きはじめの赤ちゃんが転んだりして口をぶつけたり、お食事中にあやまって唇を噛んでしまったり、熱い食べ物で火傷をしたときにできます。
外で転んだ場合は、傷口に砂などの汚れが混じっている場合もありますので、しっかりと水で流してきれいになったかを確認しておきましょう。
特徴としては、傷となった部分だけが白い口内炎となります。
1週間程度で自然と治ります。
◎ストレスによるもの
精神的なストレスやビタミンなどの栄養不足、偏りが原因で起こる口内炎があります。
大人と同様、小さなお子さんでも環境の変化があったり、疲れや悩みごとなどで心身にストレスのかかる状態があると発症することがあります。
特に子どもはさまざまな変化に弱いため、環境が変わったり、何かストレスがかかりそうなときは気をつけてあげましょう。
単に食欲がないのか、何か思い当たる原因がないか、状況をよくみてみましょう。
特徴として、口の中に1個から数個の小さな潰瘍ができ、その表面は白く、周りが赤く、真ん中がくぼんでいます。
風邪をひいたり、体力が落ちているときによくでき、再発することも多いです。
◎ウイルスの感染により起きるもの
ウイルスの感染によって起こる口内炎は、免疫力の弱い子どもにはよく起きます。
手足口病、ヘルパンギーナ、ヘルペス性口内炎はウイルス感染によって発症する病気であり、口内炎が主な症状のひとつです。
発熱することもあり、比較的気づきやすいものです。
痛みの症状が強いこともあり、刺激が少なくやわらかくて冷たいものなど、なんと工夫して食べさせましょう。
〈手足口病〉
コクサッキーウイルス、エンテロウイルスが原因で起こります。
夏に多く流行する夏風邪の一種であり、1~5歳のお子さん、小学生に多くみられます。熱が出たり、手や足に水泡(水ぶくれ)を作り、口の中に口内炎が多数できるのが特徴です。
口内炎は、口唇や頬などの粘膜、舌、喉の奥にまで広範囲に及びますので、比較的見つけやすい状態です。
体調不良と口の中が痛いため、お子さんがよくグズり、お食事もとるのが難しいため、保護者の方は大変かもしれません。
1週間~10日ほどで治ります。
〈ヘルパンギーナ〉
コクサッキーウイルスA群への感染が原因です。
手足口病と同様に夏に多く、流行的に発生しますが、こちらは少し注意が必要です。
突然の高熱が出て、喉の奥に口内炎ができるため、食べ物や飲み物を飲み込むのがとても痛く、食欲不振が強い症状としてあげられます。
口の中にものを入れるのを嫌がるかもしれませんが、お子さんはもともと体重当たりの水分量が多炒め簡単に脱水症状になってしまいます。
そうならないように気を付けることが重要です。
あまりに何も食べたり飲んだりせず、ぐったりしている場合は早めに小児科などを受診しましょう。
症状は1週間ほどで治ります。
〈ヘルペス性口内炎〉
単純性ヘルペスウイルス1型への感染で起こります。
こちらもヘルパンギーナと同様に注意が必要です。
生後6ヶ月~3歳の乳幼児に発症しやすく、突然の高熱と激しい痛みを伴う口内炎が多発し、唇や舌、歯ぐきが赤く腫れ上がることもあります。
かなりの低年齢で起こることが多いため、より一層の注意が必要です。
〈カビの一種で起きるもの〉
カンジダアルビカンスという、私たちの誰もがからだの中に持っている真菌(カビ)の一種が原因で起きる口内炎です。
健康な状態であれば特に問題ないのですが、体調不良など免疫力が下がった場合などに自分が持っているカンジダ菌がバランスを崩すことによって、口内炎が起こります。
生後2~3ヶ月の赤ちゃんに発症することが多く、ミルクを飲む量が減ったりすることもあります。
舌やほおの内側、口の中の粘膜にミルクのカスのような白い斑点ができるのが特徴です。
こすってもなかなか取れませんし、無理に取ろうとすると傷を作ってしまい、炎症を起こすこともあります。
〈免疫系の病気により起きるもの〉
主な症状のひとつとして口内炎があげられるものの中に、
*ベーチェット病など自己免疫疾患によるもの
*周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・リンパ節炎症候群(PFAPA)によるもの
などの免疫系の病気によって起きるものがあります。
ほかの原因に比べて頻度は低いですが、口内炎が何度も再発したり、治らなかったりする場合は注意をしておきましょう。
〈その他〉
アレルギー反応として口の中に口内炎ができることがあります。
果物や野菜などの食べ物、飲んでいる薬、金属などが刺激となってアレルギー反応をきたします。
原因となるものが分かり次第、取り除きましょう。

【口内炎の予防・できてしまったときの対応】
子どもの口内炎ができないように、またできてしまったときも、気をつけてあげられることがあります。
◎水分補給
口の中が乾燥した状態になると、細菌が増えてしまい口内炎ができやすい環境になります。飲ませるものは、冷たすぎたり熱すぎるものではなく、人肌程度の温度のものがいいでしょう。
またからだの中の水分が減ると、口の中の唾液が出る量も減ってしまいます。
唾液が出ない状態だと口の中も乾燥しますので、こまめな水分補給を心がけましょう。
◎口の中を清潔にしておく
日頃から歯磨きやうがいをしっかりして、口の中をきれいに保つ習慣をつけておきましょう。
口の中を良い状態に保つことで、細菌が増殖するのを防ぐことができます。
もし口内炎ができてしまい、痛みがひどくて歯磨きができないときは、うがいをするなどして口の中をできるだけ清潔に保ちましょう。
◎バランスの良い食事をとり、栄養摂取を心がける
口内炎の予防や良くなるためには、ビタミンの中でも特にビタミンB群が効果的だとされています。
ビタミンBはレバーや納豆、海苔、緑黄色野菜、干し椎茸などに多く含まれています。
中でもビタミン B2は発育のビタミンとも言われ、からだの粘膜や皮膚の細胞の再生に役立ちます。
味が嫌いであったり苦手な場合は、子どもが食べやすい工夫をしたりして取り入れましょう。
ビタミンBは水溶性ビタミンと言い、水に溶けやすい性質で調理によっては栄養が流れていってしまうこともあります。
そのためそのままだと苦手な場合は火を通してスープなどにすることもおすすめです。
また体内に貯蓄されず、毎日排出されてしまうため、日々のこまめな摂取が大切です。
どうしても睡眠時間が不足してしまうと、免疫力も低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。寝るときの環境を整え、規則正しい生活を心がけましょう。
十分な睡眠時間をとることで、からだの成長と発育を促します。
◎歯医者で口内炎の薬をもらう
口内炎に塗る軟膏や進行や悪化を防ぐうがい薬をもらいましょう。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
みなさんが想像されるより、口内炎は種類や原因、対処法までさまざまです。
特に子どもは口でうまく説明できない場合も多く、気づいたら重症化していることもあります。
ただの口内炎と思わず、できてしまったら状況をみながら早めに歯科医院や小児科を受診しましょう。
また口内炎の予防のためにも、毎日の生活を規則正しく保つこと、そして定期検診など歯科医院での口の中の健康維持も心がけましょう。
歯間ブラシの使い方
2023年8月1日
毎日のお口のケアでほとんどの方は歯ブラシを使っていると思いますが、そのほかの補助的な清掃器具まで使っているでしょうか。
毎日のことなので面倒くさかったりすることもあるかもしれませんが、歯ブラシのみで丁寧にみがいたとしても60パーセント程度しかみがけていないというデータがあります。
歯と歯の間など、すみずみまでみがくためには歯間ブラシやデンタルフロスなど、歯ブラシ以外の歯みがきの道具を使うことで、汚れの除去率も格段に上がります。
自分に必要な道具を選びながら、しっかりとみがいていきましょう。
【歯間ブラシとデンタルフロス】
歯間ブラシとデンタルフロスは、どちらも歯と歯の隙間を清掃する器具です。見た目も似たような製品が市販されていたりするので、自分はどちらを使用したらいいのか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
歯間ブラシとデンタルフロスはそれぞれに特徴があり、それぞれ使用に適したケースが異なります。今回は特に歯間ブラシの使い方についてご説明していきます。
【歯間ブラシってどんな器具?】
歯間ブラシとは、持ち手の部分とその先のブラシで構成された清掃器具です。一般的な歯ブラシとは異なり、1本の針金の周囲に毛が設置されている形になっています。そのため、歯ブラシに比べて小さく、細かい歯の隙間などにも入っていきます。しかし、歯間ブラシは、比較的太いタイプの清掃器具です。ですので、歯と歯の間の隙間がほとんどない方や、隙間が狭かったりする方には適していません。ブラシの部分を挿入できず、無理に挿入しようとすると、歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。補助的な清掃器具を使ってきれいにしようと思っていても、自分に合わないものを使うのはやめましょう。

【歯間ブラシを選ぶポイント】
ひと言で歯間ブラシといっても、ドラッグストアなどでもいろんな種類があるように、サイズや形態にもいくつかの種類があります。
自分に最適なものを選んで、効率良く汚れやプラークを落としましょう。
①歯間に挿入できるサイズを選ぼう
市販の歯間ブラシには、メーカーそれぞれがサイズに分けて販売しています。
サイズは全部で以下の4つに分けられていることが多いです。
・最も狭い部位に適している:SSS(~0.8ミリ)
・やや狭い部位:SS(0.8~1.0ミリ)
・歯ぐきが下がっている部位:S(1.0~1.2ミリ)
・やや広い部位:M(1.2~1.5ミリ)
数値はそれぞれ歯間ブラシの使用に適した歯間距離ですが、あくまでも目安です。まずは実際に使用してみて、きちんと汚れやプラーク、食べカスが取り除けるかを確認することが大切です。
それに、前歯や奥歯などの部位や歯並びによっても、歯間の距離広さも変わってきますので、最適なサイズも異なります。前歯は大きな隙間があるのに、奥歯には小さな隙間しかないこともあります。人それぞれ口の状態は異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。メンテナンスのときにでもお声がけくだされば、歯科衛生士からアドバイスすることもできます。
②使う箇所に合ったタイプを選ぶ
◉歯間ブラシの形のちがい
歯間ブラシの形は、L字型(アングル)とI字型(ストレート)の2つのタイプがあります。どちらも使用方法は基本的には変わりませんが、L字型の方が、L字に曲がっているので奥歯と奥歯の隙間に挿入しやすく、奥歯の歯垢除去に適しています。一方、ストレートタイプのI字型は、そのまま挿入しやすい前歯の清掃に適しています。
◉歯間ブラシの素材による違い・分類
歯間ブラシは、素材によってもタイプ分けできます。
ひとつはナイロンの毛を使用したワイヤータイプで、もうひとつはゴムを使用したラバータイプです。歯ぐきが歯周病などの状態でなく健康で、効率良く汚れを落としたい場合は、ワイヤータイプがおすすめです。ラバータイプは、歯周病などで歯ぐきに炎症があったり、傷つきやすい状態にある場合などに使用するのが良いでしょう。
【歯間ブラシの正しい使い方】
歯間ブラシは、使い方を誤ると歯や歯ぐきを傷つけることもあります。
ポイントに気を付けて、正しく取り扱いましょう。
①鉛筆を持つように持ちます(ペングリップ)。
②鏡を見ながらゆっくりと、歯と歯の隙間に歯間ブラシを入れます。
③ブラシの先が上や下を向かないように歯の噛む部分と水平にして、前後に数回出し入れします
④ブラシの部分が両隣の隣りの歯それぞれに当たるようにして、汚れを落とします
⑤使い終わったらしっかりと流水ですすいで汚れを落とし、風通しの良い場所で乾燥させましょう
【歯間ブラシを使用する際の注意点】
歯間ブラシを使用する上で最も注意すべきことは「歯ぐきを傷つけないこと」です。歯間ブラシは針金も使用していることので、うまく使えていないと歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。すみずみまできれいにみがこうとしているのに、歯ぐきを傷つけてしまってはもったいないです。
使いにくい、歯間ブラシをうまく入れられないなどがあれば、お気軽にご相談ください。
【歯間ブラシの使用頻度】
歯間ブラシを用いてのケアは、毎食後行うのが理想です。しかし、なかなか毎食後はできないという方は、1日に1回、夜眠る前の歯みがきのときに使用するようにしましょう。忙しいときに慌てて歯間ブラシで歯ぐきを傷つけてしまうよりも、1日1回丁寧に汚れを落とす時間を作りましょう。
【歯間ブラシを交換するタイミング】
歯間ブラシを交換するタイミングは、使う頻度や製品のタイプによっても少し異なります。毎食後使う方は歯間ブラシの消耗も早いでしょう。使いはじめの状態と比べながら、あまりに消耗する前に交換していきましょう。
目安としては、ワイヤータイプの歯間ブラシでは、通常の歯ブラシと同様に1ヶ月に1回くらいの頻度で交換するのがおすすめです。もしもブラシ部分の針金が曲がったり折れたりしたときは、すぐに交換しましょう。
ラバータイプの歯間ブラシは、ワイヤータイプに比べて、ヘッドの部分が比較的折れやすいかもしれません。そのため1ヶ月持たないことも多く、使用しているなかで使いにくかったり、使えないなと思ったらすぐに交換するようにしましょう。悪い状態の歯間ブラシをずっと使い続けることで、歯ぐきに悪影響が及ぶこともあります。使用している歯間ブラシの状態は、毎回確認してから使いましょう。
【歯間ブラシのよくあるトラブルと原因】
①歯間ブラシが臭い
使用している歯間ブラシが臭い場合、そのブラシの中では細菌が繁殖している可能性があります。おそらく、使用していくうちに汚れやプラークなどが残ってしまっていたのでしょう。もしくは、乾燥が十分でなかったのかもしれません。いずれにしろ、細菌が繁殖して臭いのもとになっています。この場合は、すぐに新しいものに取り換え、細菌が繁殖しないように新しい歯間ブラシの洗浄方法、保管方法にも気をつけましょう。
②歯ぐきから血が出る
歯間ブラシを使用していくなかで、歯ぐきからの出血が徐々になくなるのではなく、ずっと出血が続く場合は歯間ブラシのサイズが合っていないかもしれません。サイズが大きすぎて歯ぐきを傷つけているかもしれませんし、汚れの除去方法が悪くて、歯ぐきに変な刺激を加えている可能性もあります。
③歯の隙間が広くなる
歯間ブラシを使っていく中で、歯と歯の隙間が広くなったように感じることがあります。歯ぐきの炎症が治まって歯茎の腫れがなくなったのならいいのですが、稀に、実際に歯と歯の間の距離が広がっていることもあります。この場合は、間違った歯間ブラシの使い方・選び方をしている可能性もありますので、一度、ご相談ください。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
歯間ブラシで歯と歯の間や細かいところをみがくのは、一見簡単そうですが、きちんと汚れなどが取れていないことも多くあります。定期検診などで自分に合った歯間ブラシのサイズや、正しい使い方などのご指導もすることができます。歯ぐきを傷つけずに正しい使い方でプラークなどの汚れを除去していきましょう。
シュガーレスってどういう意味?
2023年7月22日
健康志向やダイエット志向が広がりを見せていて、スーパーやコンビニでもシュガーレスやノンシュガーの表示をよく見かけるようになっています。このような表示について、正確には何を意味しているかご存知でしょうか?なんとなく「砂糖が入っていないってことかな」という認識はあるかもしれませんが、表示が意味することを詳しく知っている方は少ないかもしれません。
実は、このような表示の意味する内容は、時代の流れによって基準が変化してきました。
【「ゼロ」表示ができるもの】
このような表示が始まったときは法的には明確な基準はなく、各メーカー独自の判断でパッケージなどに記載がされていました。そのためその表示が、具体的に何がどれくらい含まれているかの基準が決まっておらず、その商品を購入する方々はどのような基準で選んでいいか分かりませんでした。ですので、基準を統一するために平成7年、栄養改善法上に「栄養表示基準制度」が設けられました。(平成14年の栄養改善法廃止に伴い、現在は健康増進法に移行しています。)
この規定により、「シュガーレス」「ノンシュガー」「無糖」「糖類ゼロ」などの「ゼロ」を表すことができる表示の基準が決まりました。
何がゼロか?というと、糖質がある一定の基準以下だと、実際には規定以下の量が含まれていても糖質はゼロという表示ができることになったのです。
具体的には、食品100gもしくは飲料100mLに対し、単糖類または二糖類という糖類が0.5g未満であればゼロの表示が可能になりました。ゼロだからといって、何も含まれていないわけではなく糖質は含まれているんですね。
では糖質とは何を意味するのでしょうか。
【糖類ってなに?】
飲食物に含まれる糖類とはどんなものでしょう。
糖類と似たようなことばとして、糖質がありますがどう違うのでしょうか。
糖類と糖質はことばでは少しの違いですが、内容としてはとても大きな違いがあります。
三大栄養素のひとつである炭水化物は、糖質と食物繊維からできています。
つまり、「炭水化物=糖質+食物繊維」ですから、
「糖質」とは「炭水化物から食物繊維を除いたもの」をまとめた呼び方になります。
もう少し細かく考えていきます。
専門的な話になりますが、この「糖質」には単糖類(ブドウ糖や果糖など)、二糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖など)、多糖類(オリゴ糖など)、糖アルコールなどというものがあります。
糖質と一言でいっても、砂糖だけでなくいろんな種類のものがあるんですね。
そして「糖類」というのは単糖類、二糖類をまとめた呼び方です。
つまり、ブドウ糖や果糖(果物・ハチミツの甘味)、砂糖、母乳や牛乳の成分である乳糖などの糖質が、食品100gもしくは飲料100mLに対して0.5g未満量以下であれば、「シュガーレス」「ノンシュガー」「無糖」「糖類ゼロ」などと表示ができるのです。
全く入っていないわけではないことが分かります。
3. 糖類以外に甘味料として何を入れているの?
砂糖などの糖類が規定の範囲内しか入れられないと、飲食物として甘味が足りないこともあります。食べたり飲んだりして美味しくないものは商品としてはなかなか売れませんし、会社としてもその商品を売り続けていくことはできません。では、無糖などと書かれている飲み物でも、甘みを十分に感じられて美味しいものには何が含まれているのでしょうか。
現在使用されている甘味料は、大きく分けると、糖質系の甘味料と非糖質系の甘味料の2種類に分けられます。

【糖質系甘味料】
砂糖、でんぷん由来の糖、その他の糖、糖アルコールというものがあります。
①でんぷん由来の糖、その他の糖
でんぷん由来の糖には、ブドウ糖や果糖などがあり、その他の糖には乳糖のほかにオリゴ糖と呼ばれるものがあります。オリゴ糖の多くは甘味やカロリーが低く、胃や小腸で消化されずに大腸にまで達してビフィズス菌の栄養源になります。またむし歯の原因にもなりにくいという特徴があります。
②糖アルコール
天然のものもありますが、一般的には工業的に作られています。ソルビトール、マンニトール、マルチロール、還元水飴などがあります。みなさんもよく聞かれてことがあるキシリトールもこの一種です。
タンパク質やアミノ酸と加熱しても変色しないため、加工食品によく使用されます。また、消化・吸収されにくいので、低カロリー甘味料としても使用されています。
多量に摂取すると、お腹が緩くなることもあります。
【非糖質系甘味料】
①天然甘味料
植物の葉や果実に含まれる甘味成分を抽出した甘味料です。ステビアや甘草(グリチルリチン)などがあります。
②人工甘味料
化学合成によって作られた高い甘味をもつものです。低カロリー甘味料としても使用されています。これは食品衛生法に基づいた指定の添加物です。
アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、サッカリン、サッカリンナトリウムがあります。
このなかでオリゴ糖や糖アルコール、非糖質系甘味料は、口の中のばい菌に利用されない、あるいはされにくい性質を持つものが多いため、むし歯になりにくい機能を挙げたチューインガムやキャンディ、歯磨き剤にも使用されています。
特に、糖アルコールの一種であるキシリトールは砂糖と同程度の甘さがあり、他のむし歯を起こす可能性のある糖を入れなくても十分な甘みをつけられるため、よく用いられています。
【そのほかの表示】
「糖類を含まない」といった表示でなくても、通常よりも糖類を控えた商品も多くあります。
栄養表示基準によると以下のように決まりがあります。
「低」「控えめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」などの表示は、食品100g当たりの場合は糖類5g未満、一般に飲用に供する液状での食品100ml当たりの場合は糖類2.5g未満(2.5%以下)だと可能です。
そして、「甘さがひかえめ」などは栄養表示基準にも基準はありません。
どうしてかというと、甘さというのは味覚に関する表示であって、栄養表示を目的としたものではないからです。甘さなどは個人によって感じ方が異なり、糖類の量を示す指標にはならないので明確な基準はありません。
それではどのようなときに「甘さひかえめ」の表示がなされているのでしょうか。
おそらく多くの場合は、そのメーカーの通常の製品よりも糖類の添加量を少なくしていることを表しているものだと考えられます。そしてその特定の基準はありません。
「甘さ控えめ」は「糖類控えめ」とは限らず、紛らわしい表現ですね。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
これらのことより、ノンシュガーやシュガーレスなどの糖類を含まないという表記があるからといって、むし歯の原因となる糖類が全く含まれていないわけではないことが分かります。つまり、これらの飲食物を摂取した場合、量なども関係してきますが、むし歯にならないわけではないのです。
キシリトール入りと大きく表示されているお菓子でも、商品によってはむし歯を起こすものも含まれているものもあります。キシリトールそれ自身にはむし歯を起こす能力がないだけであり、むし歯の発生を防ぐ作用があるわけではありません。ですので、キシリトールが含まれている商品だからといって全く安心なわけではないのです。
また、むし歯を誘発するという意味では含まれる成分からだけでは判断が難しいこともあります。成分は同じでも形状によってプラーク(歯垢)への影響は異なるため、成分表示だけでは「歯に安全」、「う蝕になりにくい」というような判断もできません。歯にとって安全であるかどうかの判定は、成分でなく食品全体として考える必要があります。
日本で食品全体としてむし歯のことを気にせずに安心して飲食できるという試験を行っているものに、厚生省が行っている特定保健用食品と、国際組織であるトゥースフレンドリー協会が認定した「歯に信頼マーク」付きの食品があります。このような表示を見ながら選んでいくのも一つの方法ですね。
日ごろ楽しむお菓子なども「ゼロ」や「控えめ」ということばを鵜呑みにせずに、毎日の歯みがきやフッ素の活用、定期的な検診でむし歯を予防していくことが1番大事なことです。
歯みがき粉の選び方と効果
2023年7月16日
毎日のブラッシングで歯みがき粉を使用する人は90%以上とも言われています。
皆さんはどのような基準で歯みがき粉を選んでいますか?
毎回、同じブランドや似たような成分が入っているものを選んでいるかと思います。
おそらく、水でみがくよりもさっぱりするからとか、薬用成分が入っているのでむし歯や歯周病の予防に良いと思うからという理由でなんとなく選ばれている方がほとんどではないでしょうか。
どんな歯磨き粉を選んだら良いかの前に、歯みがき粉を使う目的から考えてみましょう。
【歯磨き粉を使う目的】
歯みがき粉は、ブラッシングの効果を上げて歯のさまざまな病気の予防とメンテナンスを行うこために使います。そのため、その時々の口の中の状態に合わせた歯みがき粉を選んで使っていく必要があります。
現在、歯みがき粉の種類はとても多く、歯科医院においてあるものの他にもドラッグストアなど、いろんな種類の歯みがき粉が販売されています。なんとなくフッ素が入っている方が良いと思うからとか、歯周病予防って書いてあったから、ではなく、きちんと成分を理解した上で選んでいきましょう。
【歯みがき粉は大きく3つに分けられる】
歯みがき粉のパッケージをよく見ると「薬用」や「医薬部外品」などの文字が書かれていることがよくあります。
一般に市販されている歯みがき粉は「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つに分けられています。
①医薬品
第3類医薬品に分類されている医薬品としての歯みがき粉です。
これは副作用の可能性が低い医薬品で、購入するときに説明などを受ける必要はありません。
ですが、治療薬に相当するものであり、通常のブラッシングを行う使用法であっても薬と同じく添付文書が付いています。
主に、歯肉炎、歯周炎などの症状を緩和するためのもので、基本的には歯科医院での治療が必要な状態のときに使用します。
②医薬部外品
薬用成分が含まれているものです。
フッ化物(フッ素)も薬用成分であるため、現時点で日本で販売されているものの約90%がこれにあたります。
③化粧品
基本成分のみ含まれていて、薬用成分は入っていません。

【歯みがき粉の成分】
歯みがき粉は基本成分と薬用成分でできています。
(1)歯みがき粉の基本成分
基本的には以下のもののいずれかが組み合わさって歯みがき粉の基本を作っています。
清掃剤と発泡剤はプラークを除去する効果を高める作用もあります。
・清掃剤(研磨剤)
歯の表面を傷つけずにプラークやステインなど、歯の表面の汚れを落とします。
主な成分として、リン酸水素ナトリウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウムなどが入っています。
・湿潤剤
歯みがき粉に適度な湿り気と可塑性(クリーム状の形)を与えるものです。
主な成分として、グリセリン、ソルビトールが入っています。
・発泡剤
口の中に歯みがき粉を拡散させ、汚れを取り除きます。
主な成分として、ラウリル硫酸ナトリウムが入っています。
・粘結剤
粉体と液体成分を結合させ、保型性や適度な粘性を与えます。
主な成分は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンなどです。
・香味剤
香味の調和を図るものです。
爽快感と香りをつけ、歯みがき粉を使いやすくするものです。
主な成分は、サッカリンナトリウム、メントール、ミント類などです。
・保存料
変質を防ぐものです。
主な成分は、安息香酸ナトリウム、パラベン類などです。
【歯みがき粉の薬効成分】
薬効成分のうち、むし歯の予防で有名なのはフッ化物(フッ素)ですが、他にも歯周病を予防する成分や知覚過敏の症状を抑えるような成分などさまざまなものがあります。
今の口の中の状態をよく知り、お使いの歯みがき粉に必要な薬効成分が含まれているかを確認していくことで毎日のメンテナンスがより効果的になっていきます。
〈むし歯予防のために含まれているもの〉
・フッ化物
フッ化ナトリウム・モノフルオロリン酸ナトリウム
※フッ化物は年齢によって最適な濃度はさまざまですので、年齢に応じたものを選び、使用料を正しく守りましょう。
・殺菌剤
クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・トリクロサン・塩化セチルピリジウムなど
・プラーク分解酵素
デキストラナーゼ
〈歯周病予防のために含まれているもの〉
・殺菌剤
クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・イソプロピルメチルフェノール・トリクロサン・塩化セチルピリジニウムなど
〈歯石がつくのを予防するために含まれるもの〉
ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム
〈知覚過敏の症状を抑えるもの〉
乳酸アルミニウム、硝酸カリウム
このように、ひとつひとつの成分を確認してみると自分にとってより良い歯みがき粉が選べるのではないでしょうか。
【歯みがき粉を使うメリット】
歯みがき粉を使う理由の一つに薬用成分が含まれているからということがありますが、実はそれ以外にも歯みがき粉を使うメリットがあります。
歯みがき粉をつけてみがいた時と歯みがき粉をつけずにみがいた時を比べると、
・歯みがき粉をつけた方がプラークを除去する力が高い
・歯みがき粉をつけた方がプラークが歯に付着する量が減る
というデータも出ています。
また歯みがき粉の使用する量が増えるとプラークの付着する量が減るという報告もあります。(ただし過剰な量は必要ありません。)
このように、歯みがき粉にはプラークを除去する力を上げたり、プラークそのものを付着しにくくするという効果もあります。その他にも、むし歯や歯周病の予防だけでなく、知覚過敏の症状を軽減したり、歯の着色を除去しやすくするなどの役割があります。
【歯みがき粉の形状の違い:ペースト状のものと液体のもの】
ペースト状のいわゆる歯みがき粉といわれるものと液体の歯みがき剤があります。
液体にものは洗口剤と区別がしにくく、洗口剤と間違えて使用してしまう方も多いです。
液体の歯みがき剤では「洗口後、歯みがきをすること」と表記されていますので、注意してみてみましょう。
液体の歯みがき剤のメリットは、液体なので口の中の狭いところにも届きやすいことがあげられます。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
歯みがき粉にはさまざまな成分が含まれています。
お肌はひとりひとり乾燥肌、敏感肌、脂性肌などのタイプがあって違いますし、それぞれ毛穴の開きが気になるだとか、くすみが気になるなど悩みも違います。
歯みがき粉を選ぶときは、ぜひ、化粧品を選ぶようなイメージで自分にはどれが必要かを考えて選んでいくといいでしょう。
定期的な検診やクリーニングで、そのときの口の状況に応じたことはご説明します。そのときにどのような歯みがき粉を使ったらいいか、どの成分が必要かなどのご相談もできます。
一人で悩まずに、一緒に毎日の歯みがきから口の健康を守っていきましょう。
乳歯の生えはじめから生えそろうまで
2023年7月11日
【乳歯の生えはじめから生えそろうまで】
■乳歯の生えはじめ
最初に生えてくる乳歯はおよそ生後6~8ヶ月頃、下の2本の前歯であることが多いです。
歯の生える時期は個人差が大きく、乳歯でも3.4ヶ月で生えはじめる子から1歳頃になってやっと生えはじめる子までかなりの差が見られます。
生える順番も、上の前歯が先に生えることもありますし、真ん中ではなくその横の前歯が先に生えてくることもあり、こちらもかなりの個人差が見られます。
ただ、あまりに早く生えたり、1年以上経っても生えてこないようなら、その原因を調べるためにも歯医者さんへ行くことをおすすめします。
■赤ちゃんのよだれ
歯が生えはじめる頃になるとよだれが増えてきます。
この時期は、乳歯が生えはじめる時期でもありますが、離乳食もはじまり、おもちゃで遊んだり指しゃぶりなど、口へのいろんな刺激が増えてきてだ液がよく出ます。
まだうまくたまっただ液を飲み込むことができないので、よだれとして外へ流れ出やすいのです。
下の前歯についた母乳やミルク、離乳食のカスは、ある程度よだれによって洗い流されます。
だんだんと唇を閉じることや、たまっただ液を飲み込むことができるようになると、よだれは少しずつ減っていきます。
■歯磨き
下の前歯だけの時期はよだれによる洗浄作用もあり虫歯になりにくいのですが、上の前歯が生えてくるとだ液の洗浄作用が達しにくく、歯磨きをしないと歯についた汚れはたまっていく一方です。
そこで1日1回の歯磨きが必要になってきます。
■前歯で遊ぶ
生後1年ほど経つと、上下の前歯4本、合計8本の乳歯が生えている子が多くなります。
上下の前歯が生えてくると今までなめていたおもちゃを前歯で噛んだりし出します。
前歯での歯ぎしりも見られることがありますが、上下の前歯の位置や噛み合う感触を確かめている行為で、まだ癖などのようなものでなく心配はいりません。
このように前歯を使うことを練習しながら、前歯で食べ物を噛み切ったりすることを覚えていきます。
■乳歯の奥歯
1歳代の前半には、第一乳臼歯と呼ばれる最初の奥歯が生えはじめます。
この歯の上下が生えてくると初めて奥歯の噛み合わせができてきて、食物を噛み潰すことができるようになります。また噛み合わせの高さが増すことにより口の中がさらに拡がり、舌の動きもさらに自由になります。そして、食べる機能も言葉を発音する機能も発達が促されます。
最後に上の一番奥の歯が2歳5~6ヶ月頃生え、全部で20本そろったら乳歯の噛み合わせは出来上がります。

【お口のお手入れ】
■お手入れ
まだ歯が生えていない時期は、歯磨きなどの積極的な口のお手入れは必要ではありません。
歯が生えてくる時期が近づいたら、ときどき口の中を指でさわってみましょう。歯ぐきにふくらみがでてきたら、生えるのが近いサインです。
また、指でさわられる感触に慣れていくことで、歯磨きの第一段階であるガーゼ磨きなどもスムーズにできていきます。
下の前歯だけの時期なら、だ液が常に歯の表面をきれいにしてくれますが、上の前歯が生えそろい、奥歯が生えてくる頃には歯ブラシを用いての歯磨きが必要となってきます。
その頃のお子さんの口の中はむし歯の原因菌が定着しやすくなり、歯についた汚れもだ液では取り除きにくくなっていきます。そのため、ガーゼ磨きをずっと続けるのではなく、口の中をさわるのに慣れてきたら、歯ブラシも使用していきましょう。
■夜間の授乳
眠っている間、起きているときとは違い、だ液の出る量は減っています。
上の前歯が生えた後も夜泣きや寝かしつけの際に授乳していると、口の中に母乳やミルクが溜まったまま一晩中過ごすことになり、徐々に歯の表面が溶け始め、むし歯ができやすくなってしまいます。
そのため、できれば授乳中は月に一度の歯医者さんでの定期検診とクリーニングをおすすめしています。お子さんもまだ暴れたり、大きく動いたりしないうちに歯磨きの仕方を学ぶ良いチャンスです。
■保護者の方もお子さんも歯磨きに慣れる時期
お子さんの中には最初から歯磨きを嫌がらない子もいますが、大半の子は大泣きで嫌がることでしょう。
寝る前だと機嫌が悪くなる場合は、夕飯後の機嫌のよさそうなときを見計らっても構いません。
歯磨きをしないうちに寝てしまったら、朝起きてから磨きましょう。
夜寝る前に歯を磨く習慣ができることは素晴らしいことですが、それに拘りすぎず、24時間のうちのどこかで汚れをとるイメージでやっていきましょう。
もしご自身も疲れてしまってなかなかうまく歯磨きができていない期間が続いたり、ご自身での歯磨きが自信がない場合はこまめに歯医者さんへ行って、チェックとクリーニングをしてもらうのも一つの手です。
その子と保護者の方のご都合に合う時間を1日のうちで1回見つけ、歯磨きをしていくのが理想的です。
■歯磨きを嫌がる原因
嫌がって騒ぐ場合は、何が原因かを考えてみることも必要です。
寝たり押さえられたりするのが嫌なのか、鼻が詰まって息ができずに苦しいのが嫌なのか、眠たい時間なのか、ゴシゴシと歯ブラシの力が強くて痛いのが嫌なのか、お子さんが何に嫌がるかをよく観察してみましょう。
例えば、鼻が詰まっているときはお口をずっと開けて歯磨きをされるのは苦しいことです。いつまで続くのかも分からず、本人は力いっぱい抵抗するでしょう。
一気に終わらせたい気持ちはとても良く分かります。けれど、お子さん本人にとって歯磨きの時間がとても苦しいもになってしまうのは保護者の方にとってもつらいものです。
5~10秒ずつ数える間に歯を磨いて少し休憩したりカウント法を用いたりと、工夫することも大事です。
また、上唇小帯と呼ばれる上の前歯の歯肉は敏感な部分にさわられるのが嫌なお子さんもいます。歯ブラシが強くあたったりすると痛いですし、お子さんにとって歯磨きは痛く嫌なものでしょう。改善策としては、その上唇小帯の部分を片方の指で押さえて歯ブラシが当たらないようにしていきます。歯磨きをするときに痛くなければ、お子さんは徐々に嫌がらなくなっていくでしょう。
何が原因か分かれば、少しの工夫で保護者の方もお子さんも苦しい歯磨きから楽しい歯磨きへ変わっていくはずです。
あまりに嫌がる時はご自宅での歯磨きもうまくできてないことも多いでしょうから、歯医者さんでのこまめなクリーニングと、ご自宅での歯磨きの仕方を歯磨きのプロに学ぶのもいいでしょう。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
乳歯がむし歯にならないよう、きちんとお口のケアを続けていくことはとても大切なことです。
ただ、保護者の方にとっても初めての子育てであったり、兄弟児さんが居られての毎日の生活の中でその状態を維持していくことはとても大変なことです。
どれだけかわいいご自身のお子さんでも、子育ては歯磨きに限らず、保護者の方への負担はとても大きなものです。だからこそ、一人で悩まず、歯磨きのプロにチェックして管理してもらうことで、少しでもその負担を減らしていきましょう。
スポーツとマウスガード
2023年7月4日
スポーツをするとき、種目によっては、マウスガードの装着をすすめられた方もいるのではないでしょうか?特に激しい接触プレーを伴うスポーツでは、小さい頃からの装着が推奨されている場合もあります。マウスガードという名前は聞いたことあるけど、実際にどんな効果があるかについては詳しくご存じではないケースもあるでしょう。
今回はスポーツとマウスガードの関係、マウスガードの役割などについてご説明していきます。
【マウスガードってどういうもの?】
マウスガードとは、スポーツ中にぶつかったり、転倒したりして起こる歯や口のケガを未然に防ぐために着用するプロテクターです。
ボクサーが試合中につけているカラフルなマウスピースといったら、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。上顎につけるのが一般的であり、強い衝撃から歯を守るために高性能な衝撃吸収材によってできています。
ボクシングではマウスピースと呼んでいるようですが、一般的にはマウスガードと呼ばれています。接触プレーが多いスポーツ以外(例えば、球技やスキーなど)であっても、歯や口を守るために使用されています。

【どうしてマウスガードをしなければならないの?】
スポーツをする上で、危険であってはいけません。しかし、どうしても激しくプレーをしている最中は、接触が多くなったりすることもあります。そこで、安全にスポーツを行うためにもマウスガードを装着することが重要なのです。
永久歯は一度失ってしまったら、もう生えてはきません。折れてしまったとしても、再生しません。スポーツで失う可能性のある歯は、上顎の前歯が圧倒的に多いのが分かっています。もしも、上の前歯がなくなってしまったら審美性が失われてしまうのはもちろんですが、食べる、話す、表情を作るなどの働きも失われてしまいます。
「あのときマウスガードをつけていればこんなことにならなかったのに」なんてことにならないためにも、マウスガードを装着するのをおすすめします。
スポーツを安全に楽しむためには、歯や口をケガしないようにすることが重要です。マウスガードは小さいながらも、安全にスポーツを楽しむことができるのです。

【どんなスポーツをする時に、マウスガードをつけたらいいの?】
基本的に、マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは
・ボクシング
・キックボクシング
・アメリカンフットボール
・アイスホッケー
・インラインホッケー(ジュニア)
・ラクロス(女子)
・ラグビー(中学生、高校生、他)
・空手道(一部、他)
・テコンドー(世界テコンドー連盟) などです。
中学生や高校生では体がぶつかり合うコンタクトスポーツ以外にも、バスケットボール、野球など球技での外傷も多くなっています。
実際に、相手にぶつかった拍子に転けて前歯をぶつけたりして、急患として来院される方も多くいらっしゃいます。
【マウスガードにもいろんな種類がある?】
マウスガードには、さまざまなデザインやカラーがあり、素材の種類も豊富にあります。
その中でも大きく2種類に分けることができます。ひとつは既製のマウスガードで、もうひとつは一人一人の口の中に合わせて作成するカスタムメイドのマウスガードです。
既製のマウスガードはスポーツ用品店などで売られています。いろんなスポーツメーカーから出されていて、価格は 1,000 ~ 5,000 円程度と比較的手軽な値段から買い求めることができます。
コストの面からも、既製のマウスガードをまず選ばれる方も多いようです。しかし、既製のマウスガードはあくまでも既製品。人の口の中というのは、一人ひとり違うのが当たり前です。ですので、既製のマウスガードは装着した時に自分の口の中にピッタリ合うかというと、残念ながらそうではないでしょう。
次にカスタムメイドのマウスガードですが、これは歯科医師の指示のもと、一人ひとりの歯並びやかみ合わせにピッタリ合うように、口の中の歯型を取り、模型を作成して作っていきます。歯の専門家が作成することで、既製のものよりもフィット感はもちろんですが、かみ合わせ、快適性などの面でもより安全なものと言えるでしょう。スポーツの時にも口の中で違和感がないため、集中してプレーすることも可能になります。
しかし、歯科医院でマウスガードを作成する場合は保険が適用されませんので、自費扱いとなります。既製のものより少し値段は高くなるかもしれませんが、マウスガードを装着するのは口の中の安全を守るためです。そのためには適合が良いマウスガードを選択されるのも一つの手段ではないでしょうか。
もしも、マウスガードを装着されるのが大人の方ではなく、永久歯が生えそろう前のお子さんの場合は、成長とともにマイスガードを作り変える必要があります。顎の成長や歯の生え代わりに伴い、歯並びやかみ合わせが変化していきますので、成長に合わせて、マウスガードにも適宜調整していく必要があります。合わないマウスガードを長く使い続けることによって、顎の正常な発育や歯の生え変わりを妨げる恐れがあります。
また、歯列矯正をしている場合などは、歯科医師に気軽に相談して下さい。
【マウスガードの保管方法】
マウスガードは軟らかい樹脂でできています。そのため、高温で変形しやすくなります。
夏の暑い日に車内に置いておいたり、冬に暖房機の近くに置いておいたら、なんだか合わなくなている、なんてことにならないように保管場所には気をつけましょう。
また、ポケットに入れたり、誤って踏みつけたりすると破損や変形の原因にもなります。ですので、マウスガードは専用のプラスチックの容器に保管しましょう。
保管する場合は、水できれいに洗って、水気を十分に取りましょう。密閉性の高いものに長期間入れっぱなしの状態は避けましょう。
【スポーツ中に歯が欠けてしまった場合、どうしたらいいの?】
マウスガードを使用していなかったり、急な転倒などで前歯をぶつけてしまった場合、歯が欠けたり折れたり、抜けてしまうこともあります。そんな場合はどうしたら良いかについてもご説明しておきます。
もしも歯が欠けた場合、まずは欠けた歯を調べてみましょう。大きく欠けている場合、欠けた歯を探せるのであれば、探して歯科医院へ持ってきてください。状態の把握もできますし、可能であれば歯科医院で接着できるかもしれません。歯が大きく欠けた場合は、歯の神経が露出していることも考えられます。欠けた歯の真ん中がピンク色に見えたり、出血しているような場合には急いで歯科医院に行きましょう。
歯の一部が少し欠けていて、歯のグラつきや痛みなどがない場合は緊急を要することは少ないかもしれませんが、歯の根にヒビが入っていることや知らないうちにダメージを受けていることもあります。いずれにしても、一度歯科医院での検査を受けるのが良いでしょう。
【歯が抜けてしまったときはどうしたらいい?】
歯が完全に抜け落ちてしまった場合には、すぐに抜けた歯を持って歯科医院へ行きましょう。あらかじめ、歯が抜けた状況とこれから行くことを連絡しておくとスムーズです。抜けた歯を再び元の位置に戻せるかどうかは、時間に大きく左右されます。経過時間が長いほど、元に戻せる可能性が低くなるため、できるだけ早く歯科医院へ行きましょう。
抜けた歯を見つけたら、持ち方にも気をつけましょう。持っていいのは、いつも見えている歯の頭の部分で、決して歯の根っこを持たないでください。可能であれば「歯の保存液」「牛乳」などに入れて乾燥させないようにしてください。「歯の保存液」や「牛乳」に浸さずに乾燥させてしまった場合、30分が限界の時間と言われています。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
マウスガードは安心してスポーツを楽しむためには欠かせないものです。装着していないと、歯が欠けたり、抜けたりする可能性があります。部活動などで日常的にスポーツをしている方も、口の中の健康を守りながら楽しみたいですよね。
気になる方はお気軽にご相談ください。
歯の役割・種類
2023年6月24日
歯には、大きく分けて2つの大事な役割があります。
ひとつは『噛む』こと。
もうひとつは『話す』ことです。
もし歯がなくなれば、この2つのことが満足にできなくなってしまいます。
美味しく食べること、誰かとおしゃべりをすることは人間の幸せにとってとても大切なことです。
ぜひこの機能を無くさないように、歯の持つ大切な役割をしっかりと理解して、歯を守っていきましょう。
【歯の役割】
『噛む』と一言で言っても、その過程は複雑です。
まずは目の前にある食べものを噛み切って口の中に入れます。それを細かく砕き、奥歯ですりつぶし飲み込みやすい状態にしていきます。
これは食べものを口の中に飲み込むだけでなく、消化していくためにも必要な過程です。
そしてこの過程をスムーズに行うためには歯にも本数が必要になってきます。
1本だけでに食べものを消化に良い状態にするのにはとても時間がかかりますが、親知らずをのぞいても28本生えてくる永久歯を使えば、これを効率的に行うことができます。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、歯の本数が20本以上の人は、19本以下に比べて、何でも噛んで食べることができる人が多いという調査結果もあります。
また、20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020(ハチマルニイマル)運動が始まりました。これには「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込められています。
(おいしく噛めるために必要な歯の本数)
・0~5歯:うどん、バナナ、ナスの煮付けなど
・6~17歯:豚肉(薄切り)、れんこん、きんぴらごぼう、せんべい、かまぼこ、おこわ
・18~28歯:たくあん、フランスパン、堅焼きせんべい、スルメイカ
このように栄養バランスよく、さまざまな食べものをおいしく食べるには歯の本数が残っていることが大切になります。
栄養バランスが偏ることなく、さまざまなものを食べられることは栄養補給だけでなく、毎日の生活の楽しみにもつながります。家族や友人とのコミュニケーションの機会も多くなるでしょう。
噛むことは脳への刺激にもなります。楽しく充実した生活を送り続けるためには、歯の本数を維持していくことが大切です。
もうひとつの大事な歯の役割として『話す』ことがあります。
歯がないと口の中で空気が漏れてしまい、満足に発音することができません。
例えば前歯がなければサ行・タ行はうまく発音できませんし、奥歯を失うとハ行やラ行が発音しにくい状態になります。一般的に受け口と言われるかみ合わせである「下顎前突」では、英語の「f」や「v」の発音が難しくなります。

歯がなくなると隣の歯が倒れてきたり、かみ合っていた歯が伸びてきたりとかみ合わせにも影響がでてきます。片方の奥歯を失うと、反対側でばかり噛んでしまうため顔の筋肉のつき方までも変わってきます。歯を失うことが口元の印象や表情、顔の形までも変えてしまうことがあります。
【歯の種類】
歯の生えはじめは生後6ヶ月です。
それから3歳頃までにはすべての乳歯が生えそろい、20本になります。
成人するまでに永久歯が28本、親知らずまで含めると32本の歯が生えてきます。
最近では親知らずが生えない人も増えていますが、基本的には28本の永久歯を大切にメンテナンスしながら、食べものを食べたり、話したりしていくことになります。
28本の歯はそれぞれ形が異なり、大きく分けて3種類の役割を果たします。
真ん中にあるのが食べものを切るための「切歯」と言われるもので、平たい形をしています。
そしてその横にあるのが、切り裂くために尖端が尖っている「犬歯」です。
奥にあるのが、食べものをよくすりつぶすように臼状になっている「臼歯」です。

これらの異なる形をした歯は、通常は上下がうまくかみ合わさることによりきちんと機能します。例えば、食べものを切り裂くには、上の犬歯が下の犬歯と第一小臼歯という歯にかみ合うことが必要です。
このかみ合わせがズレたりすると、思うように食べものを切り裂くことができません。
また奥にある臼歯も、上下の臼歯がバランスよくきれいにかみ合うことで食べものをうまくすりつぶすことができます。
このように、歯の本数がきちんとあることと、それが正しくかみ合っていることが食べることには重要です。
1本でも歯を失ったまま放置しておくと、上下や左右の歯のバランスが崩れ、歯が倒れてきたり、かみ合う歯が伸びてくることで、うまく噛めなくなってしまいます。
「1本歯がなくなったけど、他にもたくさん歯があるから大丈夫」「奥歯が抜けたけど、目立つ前歯ではないし、今のところ噛むのも問題ないから放っておこう」なんて思っていると、気づいたらお口の中全体のかみ合わせが変わってきてしまうかもしれません。
正しくかみ合う位置で歯は噛んでいないと、うまく機能もしませんし、変な擦り減り方をしてきてしまいます。
噛むことで歯にかかる圧力は自分の体重とほぼ同じと言われていますが、それだけの圧力が通常耐え得る方向ではない向きにかかると、歯が変な方向に動いてきます。歯を失った両脇の歯は隙間に向かって押され、かみ合わせも悪くなりますし、変な隙間もあいてきます。
歯みがきもしにくくなり、歯みがきの難易度は格段に上がり、むし歯や歯周病にもなりやすくなります。
このように、歯が1本なくなっても口の中のバランスは崩れ、一つの歯が担う役割を他の歯が補おうとすると負荷がかかってしまい、残った歯も失ってしまうことになりかねません。
もし歯が何らかの原因で抜けたり、機能しなくなってしまった場合は、できるだけ早く対処することが必要になってきます。
【OCEAN歯科からのメッセージ】
一生の間、自分の歯を保つのは難しいことだと思われますか?
スウェーデンでは、80歳の平均残存歯数(残っている歯の数)が21本もあります。
しかし、かつてはスウェーデンでもむし歯や歯周病にかかる人も多く、歯を失う人も少なくなかったのです。
現在のように、高齢になっても自分の歯を保てるようになった理由は、「予防歯科」という考え方が浸透したからです。
予防歯科とは、むし歯や歯周病など何かが起きてから治療するのではなく、起きる前のメンテナンスやケアにより「歯を予防的に守っていく」という考えに基づいています。
スウェーデンでは、政府が予防歯科の考えを国民に広めたことにより、歯を失う人が格段に減りました。
日本でも8020運動が始まってから、平均残存歯数は改善しつつありますが、皆さんの歯の健康に対する意識はどうでしょうか?
スウェーデンのように80歳で20本の歯を保つというのは、決して不可能なことではありません。ただ、そのためには今自分の歯を保っている人たちが、それを失わないように正しいメンテナンス、ケアをおこなうことが必要になってきます。
健康診断や人間ドックは職場や自治体からの指導もあり、受けていない人は少なくなっています。しかし、定期的な歯科検診についてはまだそこまで浸透していない状態で、何か症状が出てから受診という人が多いのも事実です。
歯科検診は異常がないかを診断するだけでなく、歯科医院での専門的なクリーニングを受ける良い機会です。日頃の自分のケアだけで取りきれなかったプラーク(細菌の塊)やできてしまった歯石を取ったりすることも歯科検診を受ける大きなメリットでもあります。
歯科医師、歯科衛生士など歯科医院のスタッフは歯に関する専門家ですので、歯や口の中に関しての豊富な知識があります。ですが、いくら我々が患者さんにとって必要と思われる知識や技術を施しても、患者さん自身が受け身な態度では、どうしても平均的なご説明にもなりやすく、適切な歯みがきなどのテクニックもなかなか身につきません。
「自分の歯を守ることができるのは自分自身」です。
口の中もそうですが、全身の健康を守るためにも、自分自身で健康を守っていくという意識を持つことが大事です。
ぜひ定期的に歯科医院へ検診へ行く習慣をつけ、生涯自分の歯で噛めるよう歯の健康を守っていきましょう。
たばこが歯やからだに及ぼす影響
2023年6月18日
たばこを吸うと口の中にどういう影響が起きるかと聞かれると、みなさんがまず思い浮かべるものはなんでしょうか?
歯にヤニによる着色汚れがついているのを真っ先に思い浮かべるのではないかと思います。
実は、たばこの害はそれだけでは無く、知らず知らずのうちにからだのさまざまなところに影響を及ぼしていきます。
ここではたばこによって引き起こされると言われている、着色汚れ以外の影響についてもご紹介していきます。

【たばこを吸うと歯や口に出る影響】
・歯の汚れ
たばこを吸うことによって一番に目で見て確認できる変化は、歯の汚れです。
白くピカピカしてきれいだった歯が着色し、黒っぽい色になってきます。
これはたばこの煙に含まれるタールをはじめとするヤニが歯に沈着するために起こるものです。
・歯ぐきの変色
たばこに含まれるニコチンなどの有害物質がビタミンCを破壊し、メラニンの合成が促進され色素が沈着し歯ぐきが変色します。
ピンク色に引き締まっていた健康な歯ぐきの色が変わってきます。
歯ぐきだけでなく、くちびるにも色素沈着が認められます。
・舌の汚れ
たばこに含まれるタールやニコチンなどの有害物質が舌や歯ぐきにくっついて、だ液が出るのを阻害します。そのため、舌苔(舌についている白色〜黒色までの苔のような細菌の塊)や歯垢(プラーク)がたまり雑菌が増え、たんぱく質が分解されることで臭いのもとが作り出されます。
これが口臭の原因の一つになります。
【たばこと歯周病】
たばこを吸う人は歯周病になりやすく、重症化しやすいと言われています。
たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるので、血流量を減少させます。歯ぐきが炎症を起こしても出血しにくいため、本人も気づかないうちに症状が進行してしまいます。
また免疫機能を低下させるため、歯周病への抵抗力も下がり、歯周病を悪化させる一因になります。
さらにニコチンは、歯の根っこを覆うセメント質という組織とよく結びつきやすい性質があり、歯周病治療の効果を低下させてしまいます。
たばこに含まれる一酸化炭素も歯周病を治りにくくさせる原因となります。
一酸化炭素は血液に含まれるヘモグロビンというものと結びつきやすく、組織の酸素不足を引き起こします。
つまり、たばこを吸うと歯ぐきは酸欠状態になり、免疫機能も低下し、傷の治りも遅くなるために歯周病が悪化しやすいのです。
たばこを吸っている人は、歯周病の進み方が早いのに発見しにくいこと、治療しても治りにくいということをよく覚えておいてください。
【たばこによる口腔へのその他の影響】
たばこの煙の中には60種類以上の発がん性物質が含まれています。
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて口腔がんの発生率が2.9倍(口腔がん)〜32.5倍(咽頭がん)にもなります。
また、口の中以外のからだ全体のがん発生率をみても、たばこを吸わない人の1.65倍もがんになりやすいといわれています。
たばこを吸わないことで、口の中だけでなく、それ以外のところにがんが発生するリスクを減らすことができるのです。
またたばこは歯周病だけでなく、他の歯科治療にも影響を及ぼします。
根っこの神経の治療では、たばこを吸う人は上に述べたように免疫機能や治る力が低下するため、治療の効果が下がります。
抜歯をした後も、たばこを吸う人は痛みがみられることが多く、合併症として歯槽骨という歯の周りの骨の炎症があげられます。
むし歯治療などで天然の歯と同じ色できれいに詰め物をしても、たばこによって着色すると見た目が悪くなってしまいます。
その他にも、口内炎ができやすくなったり、味覚や嗅覚に障害を起こすこともあります。
まただ液が少なくなり、口が乾く症状(ドライマウス)も引き起こしますし、口臭の原因にもなります。

【たばこを吸うと顔が変わる?!】
たばこを吸う人特有の顔つきをスモーカーフェイスといいます。
しみ、しわ、吹き出物などの肌トラブルが多くなり、特に鼻の下あたりに細かいシワがどんどん出てきます。さらに、唇や歯ぐきが黒ずみ、歯の表面には黒いヤニが着色します。
若いうちは喫煙による肌のハリやくすみなどの変化を感じなくても、ある程度の年齢までたばこを吸い続けると、同世代のたばこを吸わない人に比べて著しく老けた顔つきになってしまいます。
またたばこに含まれるニコチンが肌をきれいに保つビタミンCを破壊します。
たばこ1本でビタミンCが20mg以上も破壊されます。
※たばこ顔の特徴
・黒ずんだシミのある皮膚
・深いシワ
・赤またはオレンジ色のまだらな顔
・歯ぐきが黒く変色
・年齢より老けた顔立ち
・歯に茶色の汚れ
【たばこと妊婦と赤ちゃん】
妊娠中にたばこを吸うと、ニコチンの作用により胎盤の血管が収縮し、血流に障害を起こします。またたばこの一酸化炭素の影響で、お腹の赤ちゃんへの流れていく酸素が少なくなります。
そしてたばこを吸うことで、食欲が低下することによりお母さんの栄養を摂る量が減ってしまいます。
もしも妊娠中に喫煙を続けていると、低体重児の発生が約2.5倍、早産の発生率が約3.3倍になります。胎児の体重は約200グラム低くなります。
喫煙により口唇裂・口蓋裂の発生率は1.3倍になります。
乳幼児突然死症候群の発生頻度は両親共に喫煙者の場合には非喫煙者に比べて約4.7倍にもなってしまいます。
このような悲しい現実を起こさないためにも、今たばこを吸っている人が「妊娠したらやめる」のではなく、たばこを吸わないという選択をしていくべきかもしれません。
また授乳中にも、たばこによって悪い影響が起きます。
母乳中のニコチン濃度は、お母さんのたばこを吸う量に比例します。母乳中のニコチン濃度はお母さんの血液中のニコチン濃度よりも約3倍も高いのです。
授乳中のお母さんが、1日に20本たばこを吸うとします。
そうすると、かなりの量のニコチンが母乳中に移行するので、赤ちゃんはイライラしたり、よく眠れなかったり、下痢や嘔吐、頻脈になったりとニコチン中毒の症状がみられることもあります。
【たばこを吸わなくても受ける害】
周りの人が吸っているたばこの煙を吸い込むことを受動喫煙といいます。
本人がたばこを吸っていなくても、喫煙している人と同様に健康が損なわれてしまいます。
口の中は特にたばこの影響が出やすいため、喫煙している人はもちろん、身近にいるたばこを吸っていない人の歯にもタールが付いたり、歯肉の色が黒っぽく変わったりと影響が出ることがあります。
たばこの煙はフィルターを介して喫煙者が吸い込む「主流煙」と喫煙者が吐き出す「呼出煙」、たばこの先端から立ち上る「副流煙」の3種類があります。
たばこを吸う本人が吸い込む「主流煙」が最もからだに悪いと思われがちですが、実は「副流煙」
の方が有害物質を含んでおり、害は大きいのです。
ご家族の中で誰か一人でもたばこを吸う人がいる場合、たばこによる影響を受けるのはその本人だけではないことをしっかりと理解しておきましょう。
【OCEAN歯科からのメッセージ】
最近では、従来型のたばこから電子たばこなどに変えた方も多いのではないでしょうか。
しかし、一見良さそうに思える電子たばこも、実は歯周組織にダメージを与えるというデータが出ています。
電子たばこを利用している人の口の中の細菌は、たばこを全く吸わない人よりも喫煙者に近い特徴を示しますし、電子たばこは口の中の細菌のバランスを乱し、炎症や感染を起こしやすくする可能性もあるのです。
電子たばこは従来型のたばこのようにたばこの葉は燃焼させないものの、それ自体に問題のある成分が含まれています。またその蒸気は無害なものではなく、発がんを促すような重金属や化学物質が含まれています。
口の中の健康だけでなくからだ全体のことを考えても、できればたばこは吸わないこと、もし吸っていても早くやめることをおすすめしています。